65システム私の学問へのきっかけ准教授 種村 昌也研研 究究 シシ ーー ズ共同研究・外部資金獲得実績徴量推定と制御系設計(科研費、若手研究)特別研究員奨励費)研究から広がる未来卒業後の未来像最近の研究トピックス入力データシステムの特徴を推定(図は最適化アルゴリズム実行プログラムの様子)研究キーワードデータ駆動制御 ・人間と機械の協調制御制御工学は様々な分野で活用されているため、その研究成果は高い波及効果があります。特に、近年注目されているビッグデータを活用した手法は、機械学習やAIとマッチした次世代の制御理論に発展すると期待されます。種村研究室では、制御工学の基礎を身につけます。ものを動かす上では、制御工学の知識が必須となります 。そのため、研究室でしっかり学び、研究に励むことで、幅広い分野において活躍できるときると考えています。空圧式除振台の制御の研究。複雑な機械システム(空圧式除振台)の制御データから、高性能な除振性能を有する制御器を設計する方法を構築している。人間とロボット群の協調制御系の研究。人間の操 作 デ ー タ を 活 用 し 、 人 間 の 挙 動 の 解 明 や ロボット群のネットワーク構造を設計している。信 州 大 学 大 学 院 博 士 課 程を 修 了 後 、 名 古 屋 大 学 特任 助 教 、 信 州 大 学 助 教 を経て、2024年より現職。制 御 工 学 、 デ ー タ 駆 動 制御 、 人 間 と 機 械 の 協 調 制御などの研究に従事。高校生の頃、物理を学びその面白さに惹かれたのが学問に興味を持ったきっかけだったと思います。そして、大学へ進学し、制御工学の研究室に配属されると、数学の重 要 性 が わ か っ て き ま し た 。 今 ま で 学 ん で き た 、 物 理(実物)と数学(理論)をつなげてくれたのが制御工学でした。大学教員になるとは思っていませんでしたが、興味のあることを続け、そして、たくさんの方のお力添えがあったおかげで、今の自分があります。種村研究室では、システムを自在に操る制御工学の研究を行っています。制御工学は、機械系、電気系、他にも経済活動といった多岐にわたる分野で活用されている技術です。制御工学を最大限活用するためには、システムを解析しシステムの特長を理解する必要があります。種村研究室では、高校までに学習した数学の知識に、大学で新たに学ぶ専門知識をプラスし、『最適化数学』や『制御工学』の知識を活用することで、新しいシステムの解析方法や制御手法の構築に取り組んでいます。◼ 入出力データ駆動によるシステムの受動性・安定余裕推定◼ 人間と機械の協調制御のためのデータ駆動アプローチ⚫ 人と機械の協調制御のためのデータ駆動による人の簡便な特⚫ 動的システムの制御に資する簡便なパラメータによるモデル表現およびデータ駆動推定(科研費、研究活動スタート支援)⚫ 並列モデルによる制御性能の向上と設計理論の構築(科研費、出力データ入出力データ駆動による特徴推定アプローチ推定値特徴量『『制制御御工工学学』』にによよるるシシスステテムムのの解解析析とと実実世世界界へへのの応応用用
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