34⼩中学⽣の時にコンピュータに興味を持ち、漠然と科学者に憧れを感じていました。⾼校⽣や⼤学⽣になると恩師の影響もあり、特にナノ物質について興味がわいて、この世にない全く新しい物質を⾃⼒で創成してみたいと強く思うようになりました。まだ満⾜できる物質は創成できていませんが、⼀⽣かけてチャレンジしていこうと思います。 ナノカーボンの精緻な構造制御およびその構造解析 ナノカーボンを用いた各種水分離膜(海水淡水化、工業再利用) カーボンナノチューブによる超軽量高電導体 構造制御ナノカーボンを用いた超高機能性複合材 農林水産物の残渣を用いたバイオナノカーボンの創成とエネルギーデバイス応用 カーボンナノチューブを用いた革新的超軽量電線の開発(経産省、民間企業) 農林水産物由来のナノ材料の創成と応用の開拓(農水省) ナノカーボンおよびセルロースナノファイバーを用いた水分離膜開発(海水淡水化、工業再生水、家庭用浄水)(文科省、民間企業) 高機能性ナノカーボンに関する研究(民間企業) 新規二次電池用電極材料開発(民間企業)その他多数信 州 ⼤ 学 ⼤ 学 院 ⼯ 学 系 研究 科 博 ⼠ 課 程 を 修 了 後 、企 業 技 術 者 を 経て 2008 年よ り 現 職 。 研 究 分 野 は 先進 ナ ノ カ ー ボ ン の 創 成 と応⽤。カーボンナノチューブを⽤いたナノ構 造 制 御 に よ る ⾼ 強 度 か つ 超 軽 量ケーブルによって宇宙エレベータも夢物語ではなくなってきています。また、世界中で⽔資源不⾜が⼤きな問題となっており、⾰新的な⽔分離膜の実現に⼤きな期待が寄せられています。ここでは特に物理、化学、電気など広範囲に渡って先端ナノテク研究を⾏っています。それによって、化学、電気、⽔処理、環境、⾃動⾞、繊維といった企業や研究機関において新素材開発およびプラント開発などの活躍が期待できます。先進ナノカーボンの応用イメージ(あらゆる分野への応用展開が可能で多くの分野の企業と幅広く共同研究を実施している)先進ナノカーボンの構造モデル(左)と当研究室で主に研究している⼆層カーボンナノチューブの⾼分解能電⼦顕微鏡写真(右)構造制御したナノカーボンを⽤いた⽬詰まりしにくく⾼耐久性を有する海⽔淡⽔化⽤⾼性能メンブランの構造モデル当研究室では、21世紀素材であるカーボンナノチューブに代表される先進ナノカーボン(ナノメータサイズで精緻に構造が制御され、それによって従来には無い⾼度な性能が付与され、⾰新的な機能を発現する炭素体)について研究しています。それらナノカーボンの精緻な⽣成・構造制御により、次世代の⾰新的⽔分離膜、超軽量導電体、⾼性能エネルギーデバイスおよびなどに応⽤しています。⾝近にある炭素は航空宇宙⽤部材などに広く使われており、古くて新しい魅⼒的な素材として今もなお注⽬されています。顔写真を配置2211世世紀紀のの革革新新的的素素材材ででああるるナナノノカカーーボボンンをを用用いいてて世世界界のの環環境境問問題題にに挑挑むむ研究から広がる未来卒業後の未来像ナノカーボン ・ ナノ構造制御 ・ 触媒化学気相成⻑法 ・ ⽔処理膜 ・ エネルギーデバイス私の学問へのきっかけ准教授 ⽵内 健司研研究究キキーーワワーードド研研究究シシーーズズ共共同同研研究究・・外外部部資資金金ななどど研研究究トトピピッッククスス
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