工学部研究紹介2026
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ecnabrosba19研究から広がる未来卒業後の未来像私の学問へのきっかけ准教授 田中 伸明顔写真を配置研研 究究 シシ ーー ズオゾン層破壊についての記事を雑誌で読んだのがきっかけ。紫外光によって容易にフロンガスが光分解し、解離した塩素原子による連鎖反応が誘起されオゾンが減少するとありました。どうにかならないのかと思っていた時に受講した光化学の集中講義で関連した話題が出てきたため、大学院はその研究室に決めました。助手、助教授を経て現職。主な研究分野は、光化学、計算化学。光 照 射 に 対 す る 分 子 の 応 答 ( 挙動 ) は 波 長 に 依 存 し ま す 。 光 励 起す る 電 子 状 態 に よ っ て 結 合 解 離 反応 や 異 性 化 反 応 等 違 い が 出 て く るこ と が 計 算 を す る と は っ き り し ます 。 こ の よ う な 性 質 を 理 解 す る と環 境 浄 化 や 有 機 合 成 を 効 率 的 に 行う こ と が で き る と 思 い ま す 。研 究 室 で は ロ ボ ッ ト に な ら ず 、 自分 で 考 え る 習 慣 を 身 に 着 け る こ とが 大 切 で す 。 何 日 も 考 え 続 け て いる と 、 い い ア イ デ ア は 机 で な く ても 浮 か ん で き ま す 。 こ う い っ た 経験 は 自 信 と な っ て 将 来 い か さ れ るこ と で し ょ う 。低温マトリックス単離装置可視光照射によるアニオン種生成光はエネルギー源としての利用から情報通信分野に至るまで生活に不可欠なものとなっています。田中研究室ではその中でも紫外光と可視光によって引き起こされる化学現象を研究対象とし、現在は有機ハロゲン化物の光分解を実験および量子化学計算から考察しています。また、高分子中の有機化合物の光照射による色(光吸収・発光)変化のメカニズムについても研究しています。光光のの基基礎礎をを学学びびまませせんんかか1.00.80.60.40.20.0300400500PRPR600700800900wavelength/nm研究キーワード環境 ・ エネルギー ・ 化学◼有機化合物の光特性評価◼赤外吸収スペクトル、紫外可視吸収スペクトルの解釈のサポート◼金属粒子、金属酸化物粒子光還元作製◼大気化学素反応シミュレーション◼量子化学計算結果解釈のサポート

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