工学部研究紹介2026
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XXX℃Zeolite MembraneXXX℃カーボン等P. Thaveemaset al, Sep. Purif. Technol., 343, 127113 (2024)もみ殻リサイクル燃焼灰等廃棄物由来資源5 mmミクロポーラス材料支持体上への膜状合成ネオジム磁石を利用した磁気分離の様子10mm) 供給処理済み透過電解浸出磁性体電子 × n溶融塩Me → Men+ + n e Men+ + n e → Me電析一般社会農薬綺麗な水農薬の除去農薬の除去磁性ゼオライト磁性ゼオライトDGC法ミクロ空間吸着材+磁性体c.a. 1mi nMe1 mmPorous Porous Porous Porous Porous Porous Porous Porous Porous Support希少元素 Men+Me5 μm農業農作物農業廃棄物バイオマス一般社会二次廃棄物SiO2抽出他の機能性材料との複合化例) ゼオライト例)磁性ゼオライトミクロ多孔体多孔質支持体例) ゼオライト膜分離膜電解による金属の浸出・析出制御金属Auとして析出し、塊状の凝集を形成15研究から広がる未来卒業後の未来像私の学問へのきっかけ教授 萩尾 健史顔写真を配置物質循環技術、長寿命化技術、環境調和材料合成技術、分離材料、分離膜、高耐食性コーティング、高機能コーティング研研 究究 シシ ーー ズ・分離・浄化技術・機能性薄膜形成技術・環境調和型物質合成技術・電気化学関連技術共同研究・外部資金獲得実績(企業との共同研究)・金属リサイクルに関する研究・排水や土壌の浄化材料に関する研究 etc.(海外大学との共同研究)・農業廃棄物を原料とした農業廃水の浄化 (タイ王国・ラオス)・大気浄化材料に関する研究 (中国・タイ王国)(外部資金)・戦略的国際共同研究プログラム (SICORP)、未来環境エネルギー研究開発イノベーション拠点、WP7・科研費、若手研究、グリーン水素精製に向けた新規配向性ナノポーラスWO3膜の開拓 (22K14529)振とう圧縮ろ過乾燥分離膜支持体・現代の錬金術!酸性溶液から金を回収できる材料の発見機能性薄膜形成技術の開発分離・浄化技術の開発etc.etc.前駆体溶液前駆体溶液耐圧容器水蒸気前駆体ゲル耐圧容器電解質乾燥孔小さいころから好奇心旺盛で、色々な不思議な現象に興味を持っていました。お土産のお菓子を縛るワイヤーをコンセントに突っ込んで感電したことも。。。高校では、宇宙や海底に人が住める空間づくりに興味を持つようになったものの中々手は出ず、結局どんな分野でも役立つ【物質】について学ぶことに楽しみを覚えるようになりました。今は材料のもつ無限の可能性を探索しています。2009 年 に 日 本 ガ イ シ ㈱ に就 職 後 、 ア フ タ ー フ ァ イブ で 博 士 後 期 課 程 に 進 学 。北 海 道 大 学 に て 博 士 ( 工学 ) を 取 得 し 、 日 本 ガ イシ ㈱ 、 名 古 屋 大 学 助 教 を経 て、 2025 年 3 月 よ り 現職 。 専 ⾨ 分 野 は 材 料 工 学 、分 離 工 学 、 表 界 面 工 学 等 。私達が今の豊かな生活を守るためには、それを可能にするサステナブルなモノやプロセスが必要不可欠です 。例えば、高機能な材料の合成を極限まで簡素化することができれば、環境に優しい省エネルギー・省スペースなモノづくりが可能になります 。プ ロ セ ス ミ ニ マ イ ゼ ー シ ョ ン 、そんな取り組みで世界に挑戦します 。モノの可能性は無限大です 。素材を製造・開発する企業はもちろん、電子機器等の身近な【モノ】の製造・開発でも物質の特性やその評価方法の知識は重要です。プラント建設でも物質の知識は不可欠です 。物質を学 び 、 理 解 す る こ と で、 材 料 系 研究・技術開発職をはじめ、あらゆる分野で活躍できる人財を目指せます 。原料金属塩分子と同レベルのトンネル状の細孔をもつ六方晶 酸 化 タ ン グ ス テ ン と い う 材 料 に て 、 世 界 で初めて分離膜の作製を実現。米のもみ殻から抽出したシリカ(ガラスの原料)を使って農業から出る農薬などの有害物質を除去する材料の合成に成功。ミクロ空間材料機能性複合材料排水・大気浄化用吸着材ミクロ多孔膜電解精錬金属リサイクル層状カーバイド水熱合成等水蒸気熱処理等電気めっき機能性 耐食めっき機能性複合コーティングAuイオン含有酸性溶液(1M HClaq: pH<1)サステナブルな社会の実現。現在、世界中の人々が共通の目標として掲げ、取り組んでいる夢です。そんなサステナブルな社会の実現に必要不可欠な技術の一つが物質の循環を可能にする技術です。私たちの身の回りは【モノ】で溢れており、モノの存在によって豊かな生活を実現しています。しかし、モノは有限であり、ただ消費してごみに変えていくだけではいずれ尽きてしまいます。環境に優しい方法で、環境に調和するモノを、長く使って、壊れても再生して使えるようにする。そんな材料や技術を日々研究しています。QRを配置最近の研究トピックス研究キーワード~~ササスステテナナブブルルなな社社会会のの実実現現にに向向けけてて~~省省エエネネルルギギーー物物質質循循環環技技術術・・長長寿寿命命化化技技術術のの開開発発

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