工学部研究紹介2026
108/132

私の学問へのきっかけ研究から広がる未来卒業後の未来像准教授 宮尾 秀俊研 究 シ ー ズ共同研究・外部資⾦獲得実績複複合合現現実実にによよるる学学習習⽀⽀援援VVRR//AARR//MMRRをを⽤⽤いいたたイインンタタララククシショョンンのの世世界界最近の研究トピックス研究キーワード⼿書き記号認識 ・ ペンコンピュータ ・ モーションセンサーデバイス ・ 複合現実 ・ 学習⽀援私は幼少の頃から⾳楽に興味があり、楽器を⾃在に演奏することを夢⾒てきました。しかし、⼩学校時代に習ったエレクトーンでは、その域に達せず、半ばあきらめかけていた時に出会ったのが楽譜を⾃動認識して演奏してくれるロボットでした。私は、⼈間の代わりにこのような知的・芸術的な作業を援助してくれるコンピュータに多いに興味を持ったのです。 オンライン手書き記号・文字の認識・整形 ペンコンピュータを用いた手書き板書に基づく講義システム アイトラッキングセンサーを用いたWindow操作 ハンドモーションセンサーデバイスを用いた空中手書き文字 楽譜認識システム タッチインターフェースを利用した研究 複合現実技術を用いた学習支援システム 仮想現実空間での文字入力システム タコグラフや工事写真等の画像情報の自動認識に関する研究 タコグラフからの稼働時間、運航速度自動読み取りに関する研 タブレットPCと複合現実を用いた遠隔ピアノ学習支援システム 電子黒板とタブレット端末を利用した学習支援システムの構築 補助楽曲データを用いたペンコンピュータ上での楽譜作成支援 ペンコンピュータ上での手書き筆記環境構築に関する研究(科 オンライン手書き記号の活用環境システムの構築(科研費(基1991年 よ り ⼯ 学部 ・ 助 ⼿と し て 着 任 。 1998 年 、 在外 研 究 員 と し て ワ シ ン トン ⼤ 学 に て 研 究 活 動 。2004年より現職。研 究 分 野 は パ タ ー ン 認識 ・ ⾳ 楽 情 報 処 理 ・ヒ ュ ー マ ン コ ン ピ ュ ー タインタラクション。認識(民間企業との共同研究)究(民間企業との共同研究)の構築(科研費(基盤研究C))(科研費(基盤研究C))システムの構築(科研費(基盤研究C))研費(基盤研究C))盤研究C))ほ ぼ 8割 の学 ⽣ が⼤ 学 院に 進学 し、残りの学⽣が就職しています。就職先 は ソ フ ト ウ ェ ア 開 発 関 連 、 電 機メーカー、ゲーム関連会社など多岐にわたります。同研究室で学んだ問題解決能⼒は、どの会社に⾏っても活かすことができます。同研究室のVR/AR/MR技術を使えば、必要な情報を適切な場所に即座に表⽰することができるようになります。これにより、⾝体動作を伴う技能を独学で習得できるようになり、さらに先⽣が遠隔で⽣徒に⼿取り⾜取りで教えることもできるようになります。複合現実を用いたギター学習支援システムの構築ハンドモーションセンサーデバイスを用いた空中手書き文字認識ピアノの演奏時に、次に弾くべき鍵盤の位置、使⽤する指などの情報を複合現実で可視化したシステムである複合現実を⽤いたタイピング学習を⽀援するシステム。次に押すべきキー、使⽤する指などの情報を現実のキーボードや指の上に表⽰することができる複合現実(MR)を実現する透過型ヘッドマウントディスプレイでは、コンピュータグラフィックスで作成した物体を現実空間に重ね合わせて表⽰することができます。宮尾研究室では、このような装置を使った学習⽀援システムの構築を中⼼に研究を⾏っています。例えば、楽器演奏のお⼿本を演奏中の⼿元に表⽰してくれたり、パソコンキーボードのタイピング練習をするためにキーの位置を教えてくれたりするシステムです。また、他にも仮想現実(VR)、拡張現実(AR)を使った研究も⾏っています。画像を配置画像を配置107

元のページ  ../index.html#108

このブックを見る