工学部研究紹介2026
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CCoommppuuttaattiioonnaall DDeessiiggnn//FFaabbrriiccaattiioonn計計算算機機をを⽤⽤いいたたデデザザイインン・・ももののづづくくりり⽀⽀援援99ココンンピピュューータタググララフフィィッッククスス ((CCGG)) ・・ ビビジジュュアアルルココンンピピュューーテティィンンググ ・・ ココンンピピュューーテテーーシショョナナルルデデザザイインン ・・ デデジジタタルルフファァブブリリケケーーシショョンン ・・ デデザザイインン⽀⽀援援 ・・ 形形状状処処理理研究キーワード最近の研究トピックス私の学問へのきっかけ准教授 北 直樹共同研究・外部資⾦獲得実績研究から広がる未来卒業後の未来像科学者に対する憧れから⼤学は物理学科に進学しました。し か し、 ⼤ 学 院 オ ー プ ン キ ャ ン パ ス の 研 究 室 展 ⽰ で メディアアート作品に出会って、 ⾃分でもそんな作品をプログラミングで作ってみたいと感銘を受けたのがCGやビジュアルコンピューティングに興味を持ったきっかけです。 CG系の研究は⾒た⽬に分かりやすく、驚くような結果は⽬を通すだけでも楽しいですが、⾃分でそんな結果をつくって論⽂を書くと達成感もひとしおです。北 陸 先 端 科 学 技 術 ⼤ 学 院⼤ 学 修 了 。 ⺠ 間 企 業 勤 務、東 京 農 ⼯ ⼤ 学 助 教 を 経 て 、2024 年 よ り 現 職 。 研 究 分野 は コ ン ピ ュ ー タ グ ラフィックス( CG)。特に、計 算 機 を ⽤ い た デ ザ イ ン⽀援、ものづくり⽀援。計算機を効果的に⽤いることで、これまでにないあっと驚くようなデザインがつくれる可能性があります。そのようなデザイン作業における創造性拡張はエンタメ分野だけでなく様々な分野の新たな領域の開拓に寄与するでしょう。⾝のまわりの様々なモノやデザインをモデル化・ ⼀般化し、 具体的な実装に落とし込むスキルが⾝につくことで《 世界》 に対する解像度が上がります。 そのようなスキルはエンタメ産業だけでなく、 様々な場⾯で活きるでしょう。⾊マスの数が等しい複数のデザインが与えられたとき、それらのデザイン間の並べ替え可能な(ポリオミノ)パズルピース集合を最適化問題として定式化することで求解。並べ替え⼿順のアニメーションも⾃動⽣成する。唯⼀無⼆のオリジナルパズルがつくれる。⼊⼒3Dモデル(A)から透明プラスチックパッケージ(C,D)を真空成形でつくるための型(B)を⾃動⽣成するアルゴリズムを提案。複雑な形状・トポロジの⼊⼒に対してもロバストな⽣成が可能。オリジナル商品・グッズ専⽤のブリスターパックが容易につくれる。機械学習ベースのカ ラーパレット拡張⼿法。例えば3 ⾊パレットを、 配⾊の 調和を 保ちながら4⾊、5⾊…と拡張可能。 様々なカ ラーデザインに特化したカスタマイズもできる。通常のギフトラッピングでは折り⽬などで模様が途切れてしまう。我々のシステムでは模様が破綻しないラッピングができる。2D/3D形状から組⽴分解可能な幾何パズル(分割形状) が⽣成可能なアルゴリズムを構築 。分割数やピース形状も制御可能 。オリジナルパズル制作がはかどる。北研究室では配⾊などの視覚的要素に対するデザイン⽀援、および3 Dプリンタなどの⼯作機を使ったものづくりを⽀援する技術を研究しています。特に、熟練のスキルを持つデザイナや技術者ではない、⼀般ユーザのクリエイティブなデザイン作業⽀援を対象としています。計算機を効果的に利⽤することで⼿作業では困難な、あるいはこれまでにないデザインを⽣成・提案するシステムでユーザの作業効率化、創造性拡張を⽀援します。研研 究究 シシ ーー ズn 所望の機能性を有する形状デザイン⽀援技術n 分割形状デザイン最適化n 幾何パズルデザイン⽀援技術n プロシージャル⽣成技術n パラメトリックモデリング技術n 美的評価を向上させるデザイン⽀援技術n 離散的要素のレイアウト最適化n 配⾊デザイン最適化n 制作⼯程を考慮したプロシージャル⽣成⼿法の構築(科研費 若⼿研究)n 組⽴・分解性を考慮した分割形状デザイン⽀援(科研費 研究活動スタート⽀援)n ポリオミノパズルの設計⽀援⼿法の開発(北陸先端科学技術⼤学院⼤学研究拠点形成⽀援事業 萌芽的研究⽀援事業)n ⼈間の視覚認知を利⽤したパターン⽣成による秘密分散法の構築(科研費 特別研究員奨励費)n 視覚特性を利⽤した多視点ディスプレイによる情報ハイディング(科研費 挑戦的萌芽)n 対話的離散エレメント・テクスチャ⽣成アプリケーションの開発(未踏IT⼈材発掘・育成事業)

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