教育学部研究紹介2025-2026
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教職大学院グループ 大学院教育学研究科高度教職実践専攻(教職大学院)では、学部教育の理念である「臨床の知」をさらに深化させ、学校現場で求められる専門的知識と、思考力・判断力・表現力等を育成する学びをデザインできる指導力、多様な教育課題に柔軟に対応できる力を持った省察的実践家としての教員を育成します。また、授業改善や学校改革のために、様々な立場の人と協働しながら学校現場の抱える多様な課題を解決できる能力やマネジメント能力を持った中核的教員を育成します。 高度教職実践専攻には、「教職基盤形成コース」と「高度教職開発コース」の 2 コースがあります。か みむ らえつこ上村惠津子ぎし伏木始やちき谷内樹ふ せひ さゆ う37【研究分野】学校心理学、特別支援教育 学校心理学や特別支援教育をベースに、保護者と教師の連携・苦戦している子どもへの支援に関する実践・研究を行っています。 言葉にならない困り感を探り、ともに考えながら自分らしく問題に対処するお手伝いをする。そんな支援ができるようになることを目指しています。そのためには、一人ひとりの子どもとその周りの人的・物的環境を丁寧に理解すること、たくさんの人と協力することが欠かせません。日々の実践をそんな視点から検討し合うことで、子どもの支援に関わる専門性を高めることができればと思っています。【研究分野】教育方法学、教師教育学 総合的な学習の時間をはじめ教科等の授業において自律的な学びを実現していくためのカリキュラム研究や授業研究を中心に取り組んでいます。「子どもと共に創る授業」をモットーとした実践研究の指導者として小・中・高の学校現場を精力的に訪問しています。また、一斉画一式授業ではないオルタナティブな教育方法を国際的視野に立って追究しています。 心理カウンセラー及び中学・高校の社会科教諭を経て、大学院博士課程でカリキュラム開発理論を学んだ後に小学校教諭として子どもと創るカリキュラムを実践。2003 年度より信州大学に転任して教育課程や総合的な学習の専門科目等を担当。教職大学院では、へき地・小規模校を対象としたフィールドワークや「海外学校臨床実習」も担当しています。【研究分野】教師教育学、教育工学、生活科・総合的な学習の時間教育 これまで、長野県の中学校教員(国語科)、県教育委員会の指導主事(生活科・総合的な学習の時間)、附属松本中学校の教頭を勤めてきました。また、独立行政法人教職員支援機構では、「主体的・対話的で深い学び」について学んできました(右図は「実現したい子供の姿をピクトグラムでイメージ化したもの」)。これらの実務経験に基づき、教員研修の開発について研究しています。学部では「生活科指導法基礎」、教職大学院では「校内研究の企画・運営」などを担当しています。教 授教 授教 授【研究テーマ】教師と保護者の連携/教育相談・コンサルテーション/ニーズの高い子どもへの援助【研究テーマ】自己学習能力を培う自律的学習の開発・実践/総合的な学習の授業づくりと教員の力量形成【研究テーマ】インストラクショナルデザインを用いた研修開発 久 祐教職大学院グループ

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