農学部研究紹介2025-2026
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OOHOHHB2IgE⾷品成分に期待される作⽤点ウイルス吸着標的細胞抗インフルエンザウイルス薬の主な作⽤点放出ウイルス粒⼦の組⽴細胞死好酸球など侵⼊ウイルス遺伝⼦複製ウイルスタンパク質合成機能性⾷品素材ケモカイン産⽣抑制B細胞肥満細胞ウイルスが細胞表⾯にくっついてから20〜90分で侵⼊ = 感染成⽴予防的治療的Th2細胞KRas変異難治性癌創薬日米の大学と製薬会社を経て現在に至る。専門は生物有機化学、医薬品化学、ケミカルバイオロジー。目標は研究を通じて国際社会に貢献すること。皮皮膚膚角角化化細細胞胞をを起起点点ととししたた炎炎症症誘誘導導作作用用をを抑抑ええるる食食品品由由来来成成分分のの新新規規機機能能性性をを見見出出ししてていいるる。。治治療療ののたためめのの抗抗ウウイイルルスス薬薬とと異異ななりり、、感感染染成成立立前前のの段段階階でで効効果果をを発発揮揮ででききるる感感染染予予防防にに役役立立つつ食食品品成成分分にに注注目目ししてていいるる。。研研究究かからら広広ががるる未未来来私たちの研究は、生命の本質的な理解を深め、病気の予防や新しい治療法の開発に貢献することを目指しています。特に、加齢に伴う疾患や従来の治療法では難しい病気への新しいアプローチが期待されます。また、ケミカルバイオロジーの技術を活用することで、個別化医療やオーダーメイド治療の実現にも寄与し、未来の医療に革新をもたらすことができると考えています。卒卒業業後後のの未未来来像像卒業生は、製薬企業や化学メーカー、バイオテクノロジー関連企業などで活躍しています。研究で培った知識を活かし、新薬開発や疾患治療法の研究に携わることができます。また、医薬品の製造や品質管理、医療機器の開発など、多様な分野で社会に貢献しています。機能性畜産物製造学研究室九州大学で博士号を取得 後 、 2002 年 4月 よ り信州大学農学部に赴任。動物の細胞培養や細胞工学技術を学び、本専攻所属後はこれを活かした食品の機能性評価研究を手掛ける。OAcOHOAcOH標的蛋⽩質の阻害剤が⽣成HOHOOMeFusicoccin A (FC-A)標的蛋⽩質上で化学反応研究から広がる未来これまで得られた研究成果は、国際的な学術誌での発表という形で世界に向けて情報発信しています。また近年では研究成果を活かした製品開発にも協力しており、一般の方々にも商品という形で成果に触れていただく機会ができました。医療費の増大が問題となるなか、食品の機能性に対する期待が高まっていると感じています。今後もこのような活動を通じて地域と世界を結ぶ架け橋として貢献していけたらと考えています。卒業後の未来像食品の機能性探索や開発を目的として活動する研究室のため、卒業生のほとんどは食品に関わりのある業界の仕事に就いています。私たちの体は、生体分子と呼ばれる小さな化学物質で構成されています。このため、生命活動や病気のメカニズムは「化学の言葉」で理解でき、また「化学の道具」を使って制御することも可能です。私たちの研究室では、有機合成化学と「ケミカルバイオロジー(化学生物学)」という分野を基盤に、生命がどのように恒常性(ホメオスタシス)を維持しているのか、その分子レベルでの仕組みを解明しようとしています。さらに、人為的な化学調節を通じて、寿命延伸や加齢に伴う疾患の予防など、健康に貢献する新たな創薬の可能性を探求しています。ケケミミカカルルババイイオオロロジジーー研研究究室室大大神神田田 淳淳子子 教教授授河河原原 岳岳志志 准准教教授授河原研究室では、本来口から摂取する形で発揮されていた機能性食品素材が皮膚を介した際にどのような作用を発揮できるか、という可能性を追究しています。これまでに有用性が示された素材の発見をもとに化粧品向けの機能性素材として商品化につながった事例もあります。また食品素材としての機能性の追求においては、新型コロナウイルスのパンデミックを経て、日常的にウイルス感染を予防できるような食品素材へのニーズの高まりを感じており、呼吸器疾患や下痢症の原因となるウイルスの感染を予防できるような機能性素材の探索や作用機序の解明を目指しています。 蛋⽩質間相互作⽤の化学調節による環境ストレス応答機構の解明 細胞内で中分⼦薬を創る ”引っかける”中分⼦を創薬する生生命命のの恒恒常常性性機機構構をを化化学学でで解解くく~ケミカルバイオロジーによる新たな医療へのアプローチ~培養細胞の様々な応答を⼿掛かりに⾷品の新規機能性を探索・応⽤する⽣ 命 ・⾷ 品 科 学 コース⽣ 命 ・⾷ 品 科 学 コース

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