農学部研究紹介2025-2026
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(写真一枚or複数枚組み合わせ)平平松松 浩浩二二 教教授授製薬会社勤務を経て、1991年よ松松浦浦 朝朝奈奈 准准教教授授大阪市出身、信州大学農学部園芸農学科卒業.乾燥地研究に興味を持ち,鳥取大学大学院で博士(農学)を取得.2021年12月より現職.作物学,作物生産生理学,作物生理生態学り信州大学農学部勤務。神経内分泌免疫系のクロストークについて、解剖組織学的手法を駆使して研究を行っている。令和8年3月定年退職予定。ニワトリ小腸における基底顆粒細胞の透過型電子顕微鏡像.ニワトリ回腸の基底顆粒細胞におけるGLP-1(緑色蛍光)とニューロテンシン(赤色蛍光)の共存(黄色蛍光).有機栽培で多収を示したアワの穂国内外から集めた環境ストレス耐性の強い穀類の遺伝資源動物⽣体機構学研究室消化管には無数の神経細胞と内分泌細胞が存在しています。消化管は、食物の消化・吸収を行うだけではなく、「第2の脳」でもあり最大の内分泌組織でもある訳です。また、粘膜付随リンパ組織を発達させたリンパ組織でもあります。消化管における神経-内分泌-免疫系のクロストークを解明できれば、「食べる」ことにより、血糖調節や粘膜免疫などの生体機能を制御することが可能になるかも知れません。また、新たな機能性食品の開発にも繋がる可能性を含んでいます。目標を定め、その目標にたどり着くための方法を選び、そこから得られた結果を考察し、ひとつの結論を導き出す。その結論から次の目標を定める。こうした理系の思考回路を身に付けられる様に指導しています。作物学 研究室どのような職種でも信頼される人として活躍できる人材育成を目指しています。研究から広がる未来卒業後の未来像研究から広がる未来卒業後の未来像「学びたい」「成長したい」という気持ちを大切にし、落ち着いてじっくり研究ができる環境づくりに取り組み、「本当の仲間づくり」をサポートしています.専門知識や技術を持ち、与えられた課題を克服でき、動物生体機構学研究室(Laboratory of Animal Functional Anatomy: LAFA)は、動物解剖組織学の研究室です。「食べる」をキーワードに、様々な染色方法を駆使し、光学顕微鏡・走査型共焦点レーザー顕微鏡や電子顕微鏡などを武器に、ミクロの世界へ探索の旅に出かけています。その旅の中で得られた一枚の写真が世界を変えるかも知れないと信じながら。生物界のフォトジャーナリスト、それが我々解剖組織学者です。現在、消化管の内分泌細胞に焦点を当てて、研究を行っています。これから地球に住み続けられるかどうかは,私たちが何を食べ,どのような生活をするか,どのような農業をするかにかかっています.地球の資源を使い尽くさず,環境を悪化させずに食料生産を続けるための,新たな「メタ知識(これまで誰も見たことのない知を生み出す知)」を身につけることを目標としています.砂漠化や温暖化の影響を受ける地域、耕作放棄地の多い中山間地域を対象に、スーパーフードとして知られる、アワ、キビ、ヒエなどの雑穀や大豆の生産性の向上を研究しています.農学研究は,人類と地球の未来を対象にできる,深くて広い,興味の尽きない分野です.当研究室では,分子・細胞レベルと群落レベルのミッシングリングをつなぐため,器官・個体レベルの作物の反応を明らかにしています。信州の大自然に囲まれて,日本や世界の農業,そして地球の未来をとことん,考えてみませんか?18信州の⼤⾃然に囲まれて,地球環境の保全と⾷料増産に挑む⾷料⽣産システム科学コース⾷料⽣産植物資源科学コースシステム科学コース⼀枚の写真が世界を変える︕︖⽣物界のフォトジャーナリスト、それが解剖組織学者︕︕

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