0Distance along plasma membraneスレトス膜胞細).ytisnetnI).ytisnetnIB0.(.(8 UAUA40204020TCAcycleミ ト コ ン ド リ ア環境応答機構の視点による発酵統御の理解を通して、醸造等の微生物物質生産分野に資する知見の獲得を試みています。細胞膜ス ト レ スEisosomedisassemblySlm1/2抗生物質を正しく活用することは重要です。これまでの研究により、抗生物質は、単なる抗菌物質としてだけでなく,微生物の活性化物質としても働くことが明らかになっています。野野村村 亘亘 助助教教京都大学にて博士号取得後、日本学術振興会特別研究 員(PD)、京都大学大学院農学研究科特定助教を経て、2024年4月より現職。研究分野は主に酵母をモデル生物とした分子細胞生物学および応用微生物学。抗抗生生物物質質生生産産放放線線菌菌TORC2Sur7-mCherrySlm1-GFPMerge( 遺伝子発現, 代代謝謝調調節節)当当研研究究室室でで確確立立ししたた技技術術をを使使っってて作作製製ししたた放放線線菌菌株株独立行政法人食品総合研究所特別研究員を経て2007年11月より信州大学農学部。研究分野は応用微生物学。「抗生物質は自然界においてどのような存在なのか」、「微生物はなぜ抗生物質をつくるのか」 、これらの謎を紐解きたい。グルコ ースピ ルビ ン 酸ア セト ア ルデヒ ド細胞膜呼吸エ タ ノ ール環環境境スス トト レレ スス 応応答答とと 発発酵酵環境ストレス応答と発酵経経路路とと のの関関連連性性をを 解解析析経路との関連性を解析酵母細胞膜や細胞壁は環境感知の最前線です。例えば、細胞膜の陥入構造体(eisosome)は、(環境)ストレスの影響を受け、細胞内シグナル伝達(TORC2シグナル)の活性化に関与する可能性があります。抗生物質は「放線菌」という微生物によってつくられます。放線菌は土壌など身近な自然界にいて、さまざまな代謝物を生産しています。結核の特効薬や、抗がん剤、免疫抑制剤など多様な薬剤に活用されていますが、放線菌の実態にはわかっていないことがたくさんあります。放線菌は何千・何万種類とあり、すべてが活用されているわけではありません。新しい放線菌や代謝物を発見できれば、「新しい抗生物質」の開発につながります。感感知知EisosomeSur7すすべべてて同同じじ放放線線菌菌かかららつつくくらられれてていいまますす。。発酵Slm1/2Ypk1/2P環境変化・ スト レ ス環環境境応応答答環境適応応⽤分⼦微⽣物学研究室研究から広がる未来卒業後の未来像⾷品発酵学研究室研究から広がる未来モデル生物である酵母の環境を感知する分子機構を明らかにすることは、種を超えて保存される細胞の環境応答機構の同定に繋がる可能性を秘めています。また、環境変化に伴う代謝変動のなかで、発酵経路の酵素がどのような制御を受けているのかを理解することは、発酵研究における新しい知見・視点の提供、さらには醸造をはじめとする微生物物質生産分野への貢献が期待できると考えています。食品発酵学研究室は、2024年度から新しくスタートした研究室です。研究活動に誠実に、基礎・応用を問わずサイエンスを楽しむ中で、課題解決能力を養えるような研究室を目指しています。卒業後の社会活動でも重要であると考えている「基礎・基本を大切にした幅広い知識が支える専門性」の構築を通して、「基礎からの広がり」を実感して欲しいです。あらゆる抗生物質が効かない薬剤耐性菌が出現し、それらの感染が拡大し続けています。このまま何の対策もしないと、薬剤耐性菌感染症による死者は、2050年までの25年間で世界で3900万人を超えると予測されています。こうした背景から、深刻化する薬剤耐性菌問題と向き合う研究の重要性が高まっています。既に出現してしまった薬剤耐性菌の拡大を遅らせる「新しい抗生物質の開発」は喫緊の課題です。一方、それらの開発を的確かつ合理的に進めるために、「抗生物質耐性機構の解明」や「抗生物質の本質的理解」は長期的な視点で取り組むべき課題です。私たちの研究室では、優れた二次代謝能や薬剤耐性、抗生物質適応能を有する微生物を対象に、薬剤耐性菌問題の解決に向けた基礎・応用研究に取り組んでいます。保保坂坂 毅毅 准准教教授授卒業後の未来像これまで、新しい抗生物質が使われると、それに耐性をもつ菌が現れることを繰り返しています。そもそも、微生物はなんのために抗生物質を生産するのか、それは自然界にどんな影響を与えるのかといった生物学的な現象は未解明です。こうした根本的な原理を明らかにすること、すなわち、抗生物質やその生産菌を分子や細胞レベルで解明することは、創薬や医学に貢献し、将来、多くの人の命を救うことにつながります。微生物実験・生化学分子生物学実験を通して、微生物の機能を細胞および分子レベルで理解できるようになり、食品・医薬品分野における微生物資源の利用高度化に向けた最新の知見や技術が身につきます。卒業後に食品・製薬関連分野の企業等で活躍できる人材の育成を目指しています。生物が様々な環境条件下で恒常性を維持するためには、環境の変化を速やかに感知し、細胞内における遺伝子発現や代謝システムなどを最適化することが必要です。私たちは発酵・醸造で利用される酵母の環境応答機構の解析を通して、環境変化に対する細胞の感知機構や代謝調節機構の理解を目指しています。また、微生物による有用物質生産の過程では、時として過酷な環境条件下に微生物は曝されます(環境ストレス)。そこで、環境応答機構の視点から酵母のアルコール発酵経路などに着目した研究を展開することで、微生物物質生産能の向上に資するような発酵統御システムの同定を試みています。発酵統御システムを紐解く微⽣物の環境応答機構の視点から⽣ 命 ・⽣命機能科学コース⾷ 品 科 学 コース⽣ 命 ・⾷ 品 科 学 コース薬剤耐性菌問題における抗⽣物質⽣産菌の役割と可能性の探究
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