繊維学部研究紹介2024
32/62

OOOOOOOOOMeOMeOMeOMeMeO西西井井良良典典教教授授ピッツバーグ大学博士研究員、理化学研究所基礎科学特別研究員を経て、2018年より現職。主な研究分野は、天然物有機化学、有機合成化学、有機反応。服服部部義義之之教教授授千葉大学理学部産学官連携研究員、信州大学繊維学部講師などを経て現職。カーボン科学と無機フッ素化学の基礎研究。ナノカーボンを電極材料および吸着材料へ応用する研究。化化学学・・材材料料学学科科化化学学・・材材料料学学科科教教員員紹紹介介研研究究かからら広広ががるる未未来来教教員員紹紹介介研研究究かからら広広ががるる未未来来卒卒業業後後のの未未来来像像卒卒業業後後のの未未来来像像抗ウィルス、抗HIV作用や血小板凝血抑制作用を有するいくつかの天然物の全合成を達成しましたリンゴ斑点病に対する農業用殺菌剤の開発研究を行った光るナノカーボン。蛍光性ナノカーボンの合成に成功した。イメージング材料などへの利用が期待されるポーラスカーボンナノシートの合成に成功。キャパシタや高出力リチウムイオン2次電池用電極として期待される魚類フェロモンの探索、分子構造の解明、構造活性相関の研究31西井研究室では、生命や生物現象に有機化学をメスとして切り込みます。例えば、抗ウィルス作用や血小板凝血抑制作用のある天然物(天然から単離された物質)を全合成しました。全合成とは、天然と全く同じものをフラスコの中で合成することです。また、新しい有機反応を開発することで、今までに合成困難とされていた物質の合成を可能にします。他に抗菌・殺菌剤やフェロモンなどの生理活性物質の合成を行っています。最近、魚類のフェロモンの分子構造と活性相関を解明する研究を開始しました。魚類の生物応答の謎の解明とともに、フェロモントラップによる特定外来種の駆除にも役立ちます。服部研究室では、蛍光性ナノカーボンを合成する研究や、ナノカーボン(カーボンナノチューブ・グラフェン・カーボンナノホーンなど)をエネルギー貯蔵デバイス(リチウム1次電池、リチウム2次電池、スーパーキャパシタ)へ応用する研究を行っています。また、フッ素化学の手法によりナノカーボンの表面化学修飾を行い、電池・キャパシタ用電極の性能向上を目指しています。さらに、カーボンナノホーンをフッ素ガスの貯蔵材料に利用し、フッ素ガス供給デバイス開発につながる研究を行っています。基礎から応用まで、幅広い視野で研究を展開しています。有機化学的手段を武器として自然に切り込んで、有機化合物に着目することは、分子レベルで現象を解明することにつながります。医薬の薬理活性、殺菌作用、フェロモンによる雌雄の応答、各種ホルモンによる生理現象などを分子レベルで解明すれば、その応用が未来を切り開きます。つまり、天然物にヒントを得た医薬の開発、不治の病の治療薬の開発、作物の病の治療、フェロモンを利用した有害生物の捕獲、フェロモンを利用する貴重な生物のコントロールなど夢が無限に広がることでしょう。主に製薬や化学メーカーへの就職が多い。有機化合物の単離手法や有機合成的手法は「ものをつくる」最強の力になります。これらを習得した卒業生は、社会の幅広い研究分野で活躍しています。リチウム2次電池やスーパーキャパシタは、電気自動車の駆動用電源に利用されようとしています。蛍光性のナノカーボンは、次世代のバイオイメージング材料などへの応用が期待されています。フッ素ガスは、環境にやさしく、省エネルギーの半導体用クリーニングガスとして実用化が強く望まれています。ナノカーボンを通じて環境・省エネ技術に貢献し、日本の命運を握るサイエンスを自ら切り開きませんか?研究室に所属する学生の多くが、大学院へ進学します。化学系企業、特にカーボン材料、電気化学、フッ素化学に関係する企業への就職が多いです。教員や公務員を目指す人もいます。有有機機化化学学をを駆駆使使ししてて謎謎をを解解くく。。生生物物活活性性物物質質のの探探索索!!新新反反応応とと新新薬薬開開発発!!ナナノノカカーーボボンンかからら新新たたなな発発光光材材料料ややエエネネルルギギーー貯貯蔵蔵材材料料をを開開発発すするる

元のページ  ../index.html#32

このブックを見る