信大NOW147号
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地域中核・特色ある研究大学強化促進事業採択大学の出席者集合写真(中央が中村宗一郎学長)左から、廣田監事、中村学長、空閑監事2024年7月に開催された地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)キックオフシンポジウム(主催:日本学術振興会(JSPS))は、2023年度採択大学の取組事例紹介や大学間交流等を通して本事業(J-PEAKS)の深化を図り、広く一般にも情報発信することを目的として開かれたものです。シンポジウムで中村宗一郎学長は、「信州大学の挑戦 -圏域を超えた連携が産みだす社会的イノベーションを通じて地域に貢献-」と題し、本学の構想を紹介しました。本学が採択された事業は、水や水由来のグリーンエネルギーを中心とする地球環境再生の実現等を目指すアクア・リジェネレーション分野の研究力を核として、プラネタリー・バウンダリーからの脱却、すなわち、アース・ポジティブへの大転換に取り組み、経済成長とサスティナビリティが両立するカーボンニュートラル社会の実現を目指すものです。中村学長は、世界が直面する深刻な水・エネルギー問題の現状に触れ、環境に負荷を与えない生活・工業・農業用水の高度循環や人工光合成によるグリーン水素の生産等の社会実装により、「水の惑星地球の再生」が実現した社会の将来ビジョンを示すとともに、その具体的な手段である水とエネルギーの無限循環・地産地消システムの開発に向け、長野県内の自治体と連携して推進する実証タウン構想の進捗と今後のロードマップを説明しました。最後に、「J-PEAKS大学の使命は世界に繋がる大学。広く世界に目を向け、未来へと繋がる教育研究を推進し、その成果を地域に還元していきたい」と、今後の展望と熱意を語りました。当日は、オンライン参加含め、約1,000名の参加があり、J-PEAKSへの高い関心が感じられるものとなりました。国立大学法人法の規定に基づき、文部科学大臣から、監事(常勤)として空閑良壽氏、監事(非常勤)として廣田直子氏が令和6年9月1日付けで任命されました。中村宗一郎学長からお二人の監事に辞令が交付されました。17JSPS主催「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)キックオフシンポジウム」にて中村宗一郎学長が本学の取組事例を紹介新監事の辞令交付を実施

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