信大NOW147号
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米倉学部長への表敬訪問関係者記念撮影 (左から)株式会社島津製作所分析計測事業部SolutionsCOEヘルスケアソリューションユニット副ユニット長 増田潤一氏、執行役員・分析計測事業部副事業部長 岡崎直美氏、代表取締役社長 山本靖則氏、国立大学法人信州大学長 中村宗一郎、理事(研究、産学官・社会連携担当)・副学長 向智里、アクア・リジェネレーション機構長 手嶋勝弥懇談会の参加者と記念撮影2024年7月、信州大学農学部と学術交流協定を締結しているアメリカ・テキサスA&M大学テクサーカナ校より、NURUL M. ALAM教授が伊那キャンパスを来訪されました。ALAM教授はバングラデシュ出身で、信州大学で修士課程、岐阜大学大学院連合農学研究科(信州大学)で博士課程を修了した後、カナダでのポスドク経験を経て、アメリカに渡り、テキサスA&M大学テクサーカナ校に着任しています。テキサスA&M大学テクサーカナ校と信州大学農学部は、これまで3年間にわたりオンライン国際協働学習(COIL)を実施しており、ALAM教授とは今後のCOILプログラムのさらなる展望や、学生の相互派遣の可能性について協議しました。ご自身が卒業された伊那キャンパスを懐かしんだ後、過去にCOILプログラムに参加した学生や留学生が集う懇談会が開催されました。ALAM教授の流暢な日本語での挨拶の後、学生から現在の伊那キャンパスでの国際交流活動についての紹介が行われました。その後も和やかな雰囲気で質疑応答が続きました。参加した学生からALAM教授へ多くの質問がなされ、バングラデシュ、日本、カナダ、そしてアメリカにおける教育の相違点などについて質疑応答が行われました。また、ALAM教授は本学を卒業した先輩として、今後の研究や研究に対する姿勢について、学生達に貴重なアドバイスをしてくださりました。テキサスA&M大学テクサーカナ校とは、学術交流協定に基づき、今後さらなる交流を進めてまいります。2024年8月、信州大学は島津製作所との包括的連携に関する協定の締結と調印式を行いました。島津製作所は、多様な分析計測機器・技術を用いた、新技術・新素材の評価手法に強みがあり、ライフサイエンス分野を含むヘルスケアや、カーボンニュートラルを目指すグリーン(GX)を社会価値創成領域と定めており、包括的連携の協定により相互の資源を有効に活用することで、人材育成と地域の発展に寄与することを目的として締結を行いました。協定の締結により、これまで島津製作所との間で醸成してきた水やエネルギーを中核とする先端的技術開発・実証に加え、本学が推進する水浄化・再利用技術、蓄・創エネルギー技術、脱炭素技術等の高度融合等、人材育成や学術研究面での連携を深めることにより、「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に係る研究力を更に強化させ、世界から地域を豊かにする大学を目指してまいります。16協定校のアメリカ・テキサスA&M大学テクサーカナ校から信州大学と島津製作所との包括的連携協定を締結ALAM教授が来訪

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