左から:井出庸生衆議院議員、盛山正仁文部科学大臣、中村宗一郎学長本学は、2023年12月、「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択されました。本事業は、全ての研究分野で世界トップレベルを目指す、国際卓越研究大学と対を成すものであり、特定の研究分野で世界のトップを目指すものです。本事業では、本学が世界トップクラスの実績を持つ、水の浄化や水由来の水素エネルギー関連の先鋭材料研究をさらに加速させ、人の活動に必要な水や水由来のグリーンエネルギー等を、循環型・地産地消型で永続供給(サステナブルな供給)することで、人々の命と豊かな生活、産業を支え、経済成長とサスティナビリティが両立するカーボンニュートラル社会の実現を目指します。このたび、本学の「水や水由来のグリーンエネルギー」に関する取組に関心をお寄せいただいた盛山 正仁 文部科学大臣及び井出 庸生 衆議院議員が、2024年8月に、アクア・リジェネレーション機構の取組(於:工学部)を視察されました。中村 宗一郎学長から、地域中核大学としての本学の使命やビジョン、本事業に係るこれまでの取組や活動実績等、「圏域を越えた連携が産み出す社会的イノベーションを通じて地域に貢献する」本学の挑戦について説明した後、本事業推進の中心的な研究を担う、手嶋 勝弥 研究室、遠藤 守信 研究室、堂免 一成 研究室(久富 隆史 教授)を訪問され、各研究室から、グローバルサウスやサウジアラビア、長野県等での社会実装の早期実現を目指した研究内容の説明を受け、質疑応答が行われました。最後に、工学部図書館において、水の浄化研究の社会実装例として、「信大クリスタル」の技術が入った浄水装置「swee」を用いて浄水された飲料水を試飲されました。盛山大臣から「電力を使わずに汚れた水を無害化する研究開発で、世界の水不足の課題解決に取り組んでいることに対して大変感銘を受けた。私たちは水が無くては生きていけず、貴重な水を上手くリサイクルし、飲めるようにするという信州大学の研究成果が更に世界各国で活用されることに期待している」と激励されました。13盛山正仁文部科学大臣及び井出庸生衆議院アクア・リジェネレーション機構の取組を視察
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