信大NOW146号
18/20

本学は2024年5月に東海・信州 国立大学連携プラットフォームC-FRONT(現名称: C2-FRONTS)に参画しました。本学は、2023年9月に、圏域を越えた広域連携による新しい価値創出に向けた経営ビジョンとして、VGSU(Vision for Greater Shinshu University)構想を掲げました。新しい経済の大動脈「日本中央回廊」を核に、地域貢献を視野に入れながらも、広く世界に目を向け、未来へとつながる教育研究を推進し、その成果を地域に還元する、という地域発展のエコシステムをけん引していく構想です。他方で、2024年1月、東海地域の国立大学・機構(静岡大学、浜松医科大学、東海国立大学機構(岐阜大学、名古屋大学)、愛知教育大学、名古屋工業大学、豊橋技術科学大学、三重大学)は、各々のリソースを有効活用し、東海地域全体の持続的な発展に貢献しつつ、大学群としての国際競争力を高めることができるよう、様々な課題や社会からの要請に柔軟に対応できるプラットフォームとして、「東海地域・国立大学連携プラットフォーム(C-FRONT)」を設置しました。本学のVGSU構想とC-FRONTの設立趣旨は、親和性が高く、C-FRONTに参画することで、高度連携による社会的イノベーション創出を加速度的に推進することが期待できます。今後は、8国立大学法人9大学で情報共有を行うとともに、産業界、自治体、教育界とも協力しながら、教育、研究をはじめ地域創生や産学官連携、留学生の獲得や国際交流、カーボンニュートラル、「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)や「大学発新産業創出基金事業スタートアップ・エコシステム共創プログラム」(IJIE)など幅広い分野でのさらなる共創を図っていきます。あわせて、令和6年7月1日付けで、国立高等専門学校機構顧問で豊橋技術科学大学名誉教授の井上光輝氏を特任教授としてお迎えし、社会的イノベーション創出活動をスタートさせました。なお、本学の参画に伴い、本プラットフォームの名称は「東海・信州 国立大学連携プラットフォーム(C2-FRONTS:シー・フロンツ)」と改称されました。(左から) 三重大学 伊藤正明学長、豊橋技術科学大学 若原昭浩理事、名古屋工業大学 小畑誠学長、愛知教育大学 野田敦敬学長、東海国立大学機構 松尾清一機構長、名古屋大学 杉山直総長、岐阜大学 吉田和弘学長浜松医科大学 今野弘之学長、静岡大学 日詰一幸学長、信州大学 中村宗一郎学長(左)信州大学 中村宗一郎学長(右)豊橋技術科学大学名誉教授 井上光輝 氏17東海・信州 国立大学連携プラットフォーム(C2-FRONTS)に参画

元のページ  ../index.html#18

このブックを見る