統合報告書2024
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081117ビジョンと経営戦略活動実績ガバナンス人と地域の資産財務情報8北米9中南米(件)250TOPICS25Integrated Report 2024 Shinshu University2001501005020142015201620172018繊維系7大学グローバルパートナーシップ協定◎信州大学繊維学部 ❶ノースカロライナ州立大学(アメリカ)❷香港理工大学(香港)❸マンチェスター大学(イギリス)❹リーズ大学(イギリス)❺福井大学❻京都工芸繊維大学大学院3機関協力協定◎信州大学農学部❶長野県林務部❷オーストリア連邦森林・自然災害・ 景観研究研修センター6機関協力協定◎信州大学繊維学部❶崇實大学校(韓国)❷韓国生産技術研究所(韓国)❸東華大学現代紡績研(中国)❹東華大学材料科学工学部(中国)❺中国紡織科学研究院(中国)各機関との学術交流の中には本学の強みを活かした特徴的なものがあります。例えば、2023年7月に「信州大学とサウジアラビア海水淡水化公社間の海水淡水化分野における覚書」を締結しましたが、これは本学とサウジアラビア各機関との“水循環(アクア・リジェネレーション)研究”でのこれまでの協力関係に立脚するものです。本学は、こうした研究開発に関するネットワーク強化やグローバル人材の育成の推進により、海外の大学・研究機関等との間でWin-Winな形での価値創造を目指してまいります。大学間協定学部間協定20192020202120222023合計2024サウジアラビア投資省、大使館との「INVESTMENT AGREEMENT」の撮影会(左から岩井文男氏(駐サウジアラビア特命全権大使)、遠藤特別栄誉教授、SWCC2030担当・海水淡水化技術研究所所長タリク・アルガファリ氏、サウジアラビア投資省大臣ハーリド・アブドゥルアズィーズ・アル=ファーリハ氏)(写真提供:経済産業省)サウジアラビア海水淡水化公社(SWCC)総裁訪日シンポジウムでの、中村学長とアブドゥル・アル・アブドゥルカリーム総裁(現 Saudi Water Authority)及び副総裁一行との打ち合わせ(2023年9月22日 ザ・キャピトルホテル東急)サウジアラビア海水淡水化公社(SWCC)とMOU締結信州大学が大きな強みを持ち、注力分野として推進している“水循環(アクア・リジェネレーション)研究”を次のステージに高める大きな一歩がありました。2023年7月、岸田総理の中東3か国歴訪中に開催された日本・サウジアラビア・ビジネスラウンドテーブルで、「信州大学とサウジアラビア海水淡水化公社(SWCC)間の海水淡水化分野における覚書」(以下、MOU)を締結しました。「信州大学アクア・イノベーション拠点」において、遠藤守信特別栄誉教授が研究リーダーとなって進めてきたナノカーボンRO(逆浸透)膜の研究開発に関するネットワーク強化、新規RO膜の共同研究、未来人材教育プログラムなどの推進に取り組んでいくことが盛り込まれました。こうした信州大学とサウジアラビアとの水循環に関する共同研究のさらなる推進は、日本やサウジアラビアだけでなく、世界の水に関する諸課題に対して、ソリューションを与える可能性を秘めており、こうした観点からもMOU締結は重要な意味を持ちそうです。信州大学と世界最大の海水淡水化事業を展開するサウジアラビア海水淡水化公社は、これまでアラビア湾での信州大学製RO膜・モジュールの海水淡水化実験、ワークショップ、SWCC代表訪問団の来日、国際シンポジウムなどを行い関係を深めてきました。2023年7月のMOU締結は“待望”であると言えます。また、サウジアラビアの諸大学との連携も進めています。国際学術交流協定数海外の大学・研究機関等とWin-Winな価値創造を目指すアメリカ合衆国メキシコ2041751591441291098796797569727059エクアドルブラジル201208209212202108115120119113959393899389サテライトオフィスパラナ連邦工科大学(ブラジル)20311885産学官金連携活動実績グローバル02

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