工学部研究紹介2025
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知的財産グループ×飯綱町××134⽣み出された成果の特⻑2024年ターボ機械協会技術賞受賞︕太陽光以外のクリーンエネルギーの活⽤として、⼩⽔⼒発電が注⽬されています。信州⼤と企業によって、⼩⽔⼒発電の核となる⽔⾞の回転効率を向上させました。この⽔⾞によって、エネルギー変換効率の⾼い⼩⽔⼒発電装置を実現しました。⽣み出された成果の特⻑⾼強度かつ⻑スパン化が図られたシザース構造のパネルユニットです。このパネルユニットは折り畳み可能であり、組み合わせることによって⻑さ調整を実現できるため、機動⼒の⾼い応急仮設橋や宇宙構造物への応⽤が考えられます。豪⾬災害等による橋梁の崩落が頻発している昨今、社会での活⽤が期待される技術です。特許7222480他特許出願済⽣み出された成果の特⻑電⼒の変換や制御に不可⽋な「パワー半導体」は、電気⾃動⾞や再⽣可能エネルギーの普及で需要が加速する⼀⽅、⾼周波で⼤電流のため、正確な測定が困難とされています。信州⼤と企業によって共同開発した「電流によって発⽣する磁界を光学的に測定する技術」によって、正確なパワー半導体の電流測定を可能としました。電流波形測定⽤電流センサ「OpECS(オペックス)」特許出願済み地域や⺠間の企業・団体の皆様へ⻑野県×新製品特許6391020COEDO⾹琳-Kourin-⼩型⽔⼒発電装置信州の豊富な⽔資源を有効活⽤テーマ︓廃棄される⾷品資源の有効活⽤物質化学科教授㈱協同商事天野良彦コエドブルワリー技術提供⽣み出された成果の特⻑信州⼤が開発した「酵素処理技術」を⽤いて、飯綱町の加⼯施設が、廃棄されていた受粉⽤品種のリンゴ「メイポール」の果実から効率よく天然⾊素を抽出しました。この抽出液を、コエドブルワリーがビールの原料として応⽤し、⾹り⾼いフルーツエールを開発、販売しました。未利⽤資源から機能性⾷品素材を製造テーマ︓クロスフロー⽔⾞の回転効率向上機械システム⼯学科准教授共同研究事業化シチズンファインデバイス(株)<⼯学部から創出された知的財産>技術でお困りの⽅、ぜひ⼀度ご相談ください。飯尾昭⼀郎中⼩企業から⼤企業まで、多くの連携実績があります。【お問い合わせ先】TEL026-269-5700(信州⼤学⼯学部産学官連携室)おいしく「SDGs」受粉⽤リンゴを⽤いたフルーツエール⾼効率な⼩⽔⼒発電を可能にするクロスフロー⽔⾞(株)JSE(株)藤巻建設⽊浦⼤学(韓国)、湘南⼯科⼤学との共同開発特許7222473テーマ︓パワー半導体の電流を正確測定電⼦情報システム⼯学科教授佐藤敏郎⾼周波・⼤電流の電流値を正確に測定プレアッセンブリ式パネルブリッジテーマ︓⼩型・軽量な災害復旧⽤緊急橋⽔環境・⼟⽊⼯学科助教近広雄希光プロープ電流センサ畳んで運べる⾼機動な緊急橋共同研究新製品脱炭素社会の実現に貢献迅速な災害救助を実現可能にする「困った」を「良かった」に変える「知的財産」

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