戦後近代建築の意匠に関する研究建築空間の構想・デザイン屋内外に設置する家具のデザイン「現代日本建築家の言説にみる伝統論「書と建築建築家白井晟一の事例を建築学科建築や家具など人間の生活空間に関わるもののデザインについて、理論と実践の両面から取り組んでいます。前者では、特に昭和期建築家が展開した伝統論などの言説と建築設計を中心とした制作活動の関連について研究し、後者では、建築設計や家具デザインの実践、設計競技(コンペ)への参加を通じて、空間デザインの新たな可能性を模索しています。空間創造の現場において、作者が何を考え、どんなことに影響を受け、それがいかに制作物に反映されたのか、多様な事例が存在します。例えば、1950年代の伝統論争で注目された建築家白井晟一は、晩年、一日の半分を書の手習いに費やし、それが建築の設計にも影響したといいます。自由な発想、独自の視点が、空間デザインの意味やあり方を発展させます。【【私私のの学学問問へへののききっっかかけけ】】小さい頃から絵を描くことが好きだったので、大学ではそれを生かせる建築学科に進みたいと考えました。大学の設計課題では、図面やパースを描いたり、模型を作ったりと、学問というよりは、ものづくりを楽しいんでいたように思います。建築設計事務所やデザイン事務所など、空間デザインに関わる分野での活躍を期待しています。教授⽻藤広輔研究から広がる未来研究シーズ共同研究・外部資⾦獲得実績研究キーワード近代建築史・建築意匠・伝統論・伝統論争・和室・建築家・⾔説・⽩井晟⼀・建築設計・住宅設計・空間デザイン・家具デザイン最近の研究トピックス卒業後の未来像107東京藝術大学建築科卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科修了、安藤忠雄建築研究所、東京藝術大学建築科助教、信州大学助教・准教授を経て、2022年より現職。博士(人間・環境学)、一級建築士。建築家の伝統論に関する研究建築家の言説と作品の関連についての研究昭和期建築家による和室の意匠に関する研究の展開」(科研費基盤C)「白井晟一の伝統論と和室」(科研費研究成果公開促進費学術図書)中心に」(科研費挑戦的萌芽)住宅設計の際に制作したコンセプトモデル/紙芝居として使用することもできるスケール横断的なオブジェクトになっている『白井晟一の伝統論と和室』:建築家の言説と作品について考察した/習書の取り組みについても取り上げた研究室HPアドレスhttps://khatolab.com住住宅宅設設計計のの例例「「試試作作‘‘紙紙芝芝居居舞舞台台型型’’小小住住宅宅」」生生活活やや環環境境のの状状況況にに呼呼応応ししてて変変化化すするる住住宅宅をを提提案案((ググッッドドデデザザイインン賞賞受受賞賞))空間デザインの理論と実践
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