留学生就職促進プログラム
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就職成功の鍵を握る日本語能力信大教員佐藤友則 近年、日本企業において留学生の採用のニーズが高まっています。将来的には、日本語能力を問わず優秀な人を採用していく姿勢になると考えられますが、現在は企業側の受入れ体制が整備途上がまず必要です。それに加えて、③状況に応じて失礼ではない発言ができる発話能力、さらに④報告や依頼などを正確に読み手に伝えられる作文能力が求められています。 それらのベースの上にビジネス日本語能力があります。信州大学では、日本語日本事情科目で、①~④をしっかり身に付けてもらいます。また、キャンパスの異なる留学生向けにオンラインで指導する科目(作文など)も提供しています。にあったり、ビジネス特有の日本語が求められる場合もあります。そこで、留学生が入社後に業務に適応できるよう、日常会話能力に加えて、ビジネスに必要な日本語能力も身につけます。5信州大学留学生の就活でのビジネス日本語の必要性 現状では、日常会話能力に加え、①日本語のメール等を正確に読んで理解する読解能力、②日本人社員が日本語で行うミーティングで話している内容を理解する聴解能力ビジネス日本語

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