NOW139
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(※)ファーストペンギンとは、集団で行動するペンギンの群れの中から、最初に大海に飛び込む勇気ある1羽。転じて、リスクを恐れず果敢に挑戦するイノベーターへの敬意をこめて、米国では「ファーストペンギン」と呼んでいます。Episode09Episode07サイエンスナビゲーターの五十嵐美樹さんが、先端研究を行う教員の研究室を尋ね、そこでの発見や社会課題解決へのプロセス、研究者の想いなどを、ミニ実験や解説を交えてレポートしています。信大NOW制作チーム監修。社会を、産業を、経済を、どう変えていくのか…先端研究を行う研究者のアイディンティティにフォーカスしたドキュメンタリーバージョン。ドキュメントタリー信州大学から未来のダーウィンが生まれる!?生物のDNAを紐解くことで、これまでの進化の過程を明らかにするゲノム進化の研究を進める東城教授。最近、上高地のニホンザルの糞内DNAから魚を捕食していることを突き止めました。活きた魚を穫るヒト以外の霊長類は世界的にも報告がなく、話題となりました。自然豊かなフィールドが広がる信州で思う存分進化の研究をすることでダーウィンを超える研究者が生まれるかもしれません。髪の毛の500分の1程度の超極細繊維、ナノファイバー。世界初となるナノファイバー大量生産プラントの開発に成功した金翼水教授の魅力と情熱にフォーカス。ロボットの研究が人間の能力の解明につながる?人間の賢さをロボットに取り入れることができれば、自動化やロボティクスが大きく進歩するかもしれません。山﨑教授は、ロボットの認識・操作・学習に関する要素研究、そして、それらのロボティクス応用の研究を行っています。人間にとっては簡単な動作でも、ロボットにとっては難しいことが沢山あります。ロボットの研究を通して、人間の能力の解明にもつなげていきます。30年以上発達障害に寄り添う精神科医師、本田秀夫教授に密着したドキュメンタリー。多様な子育てを支援するため新たに開発したアプリ「TOIRO」も紹介。海洋のプラスチックゴミ問題。解決へ向けて、どのような取組ができるのでしょうか。「ゴミにならないプラスチックや、ゴミになっても自然界で分解できるプラスチックがあったら?」高分子を分子レベルで自在に設計し、化学反応で合成することで、これまでにない新しい材料を創り出す髙坂准教授。最近、頭痛薬のアスピリンから世界初の循環型ビニルポリマーを開発しました。無限の可能性を秘める高分子の研究を進める髙坂研究室では、日々のディスカッションから新発見が生まれます。トウガラシ博士として専門書も執筆する松島憲一教授に密着。長期で取り組む覚悟と持続力が必要な「植物遺伝育種学」のドラマと伝統野菜への思いを紹介。16五十嵐美樹レポート篇Episode08DNA解析で紐解く生物の進化信州大学学術研究院(理学系)/理学部 理学科生物学コース 東城 幸治 教授ナノファイバー100nm(ナノメーター)ストーリー信州大学学術研究院(繊維学系)/先鋭領域融合研究群 国際ファイバー工学研究拠点 金 翼水 教授人間の賢さをロボットに信州大学学術研究院(工学系)/工学部 機械システム工学科山﨑 公俊 教授発達障害のその先へ信州大学学術研究院(医学系)/医学部 医学科 子どものこころの発達医学本田 秀夫 教授毎日が、新物質の発見毎日が、若手の育成信州大学学術研究院(繊維学系)/繊維学部 化学・材料学科髙坂 泰弘 准教授植物遺伝育種学というロマン信州大学学術研究院(農学系)/農学部 農学生命科学科 植物資源科学コース松島 憲一 教授信州のファーストペンギン信州のファーストペンギン

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