NOW139
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ブランドア㈱ 代表取締役(元電通) 映像に登場する五十嵐さんのバーチャルな研究室「ミキラボ」「信州のファーストペンギン」シリーズも2系統で展開するまでに成長した。あくまでもドキュメンタリーに徹する「信大NOW FILMS篇」と、五十嵐さんがキャスターを務める「五十嵐美樹レポート篇」だ。五十嵐さんバージョンでは、オープニングから彼女をモチーフにしたアイコンが登場。赤く愛らしいキャラクターが目を引く仕掛け。そこから一気に本編に突入して視聴者を信大のファーストペンギンの世界へ導く。五十嵐さんの魅力は、明るく分かり易く伝えることが出来る点。とかく専門用語が入り、一度お話を聞いただけでは理解できない内容を、やさしく解説してくれる。先生方の専門知識の翻訳者としてうってつけの五十嵐さん。その魅力を、最大現に引き出すための工夫がミキラボだ。本編の間に2か所ほど、五十嵐さんが自分の研究室から解説しているシーンとして挿入。もともと研究や実験が大好きな五十嵐さん。ミキラボでの解説シーンはもう彼女の世界。専門用語も、その内容まできちんと理解して話してくれるのでしっかり伝わる。まさに玉手箱。何でもこのラボに放り込めば伝わる仕掛けだ。この4月から、五十嵐さんは信州大学教育学部の特任准教授となった。これも「信州のファーストペンギン」がきっかけらしい。村松先生を取材した折に、STEAM教育で盛り上がった。Science、Technology、Engineering、Art、Mathematics・・・幅広く知的好奇心を刺激し、次の人材を育てる教育。子どもから参加出来る。ITという専門知識だけではなく、右脳も鍛えられる。机上ではなく、手を動かしての実験もついてくる。もともとリケジョの五十嵐さんだが、ファーストペンギンの取材で各先生方の魅力あふれるお話を聞くたびに、「中学高校、あるいは小学校でこんな教え方をして欲しかった」が口癖になっていた。教える立場になった五十嵐さんに期待が高まる。村松教授とのコラボも大いに楽しみ。4月24日付の日本経済新聞では、特許で競争力がある大学特集をしていた。ランキングが公表されたのだが、信州大学は第9位。もちろん地方大学の中ではトップだ。「信大が健闘」との大見出しが嬉しい。ファーストペンギンの群れは、事実として実績を残している。子どものころからSTEAM教育で育まれ、ファーストペンギンの動画に感化され、ミキラボの解説に眼を輝かせる。そんな若者たちが信大へ進み、さらに競争力がある大学へと昇華していく。素敵なスパイラルを想像している。信州大学広報スタッフ会議外部アドバイザー藤島 淳氏長野県内 24 店舗 全国 500 店以上のネットワーク仲介件数 R4.1/ 管理戸数 R4.8 発表 全国賃貸住宅新聞社調べ チンタイバンクグループ15信州大学は学外の広報有識者に広報アドバイザーとして、広報活動への助言・指導など、多彩な協力をいただいています。1985年 ㈱電通入社 以来クリエーティブ局2008〜2013年 上海電通赴任2014年 ブランドア㈱創設2013年〜 上智大学講師「メディアと社会(広告論)」 ⑰「ミキラボ」から 次代のファーストペンギンを

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