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絹の道芝生化グラウンドつむぎの道凡 例歩行者空間車両交通駐車場新設道路 域未来共創棟」 アスペース車道環状化による歩者分離の実現自然と共生する学生寮上田キャンパス歴史あるキャンパスで共創のコミュニティを育む伊那キャンパス豊かな自然環境での安全安心な活力ある教育・研究拠点の整備・創出 長谷川 暢哉さん 長谷川 暢哉さん 内藤 雅貴さん 内藤 雅貴さんが進み新発想が生まれる中庭が進み新発想が生まれる中庭整備することで、今まで分断されていた緑地や施設群を面的に繋ぐ緑地空間がデザインされた。さらに、繋がれた緑地空間の中央部分に位置する旧第一体育館跡地には、教育機関や企業を誘致するための複合施設「地域未来共創棟」を建設することで、建物内外で学生と地域住民が共に学び・創る場を提供する。の誘導が不十分である。地域とキャンパスとの視覚的繋がりを考慮し、若里公園からのケヤキ並木から続く散策路としてイチョウ並木を整備する。学生が憩い安らげ、地域住民にも親しまれる空間として、講義棟憩いの場から福利厚生施設周辺のキャンパス中央部を「学生憩いの場」とし、潤いある充実したオープンスペースを確保する。現在旧第一体育館旧第一体育館将来繊維の温故知新を体現するキャンパス繊維の温故知新を体現するキャンパス信州大学学術研究院(工学系) 羽藤 広輔教授信州大学学術研究院(工学系) 羽藤 広輔教授信州大学大学院総合理工学研究科(修士課程1年) 南雲 裕太さん信州大学大学院総合理工学研究科(修士課程1年) 南雲 裕太さん信州大学学術研究院(工学系) 佐倉 弘祐助教信州大学学術研究院(工学系) 佐倉 弘祐助教信州大学大学院総合理工学研究科(修士課程1年) 嶋中 大和さん信州大学大学院総合理工学研究科(修士課程1年) 嶋中 大和さん現状、中央の「絹の道」周辺は、新設された「真綿・蚕糸館」をはじめ、歴史ある資料館や武道場、また食堂・売店などが隣接し、メインストリートの「つむぎの道」とともにキャンパスライフの中心となっているが、双方とも車両乗り入れによる安全性への懸念が課題となっていた。今回のマスタープランでは、南北を走る既存の車道を環状中原寮の食堂現在中原寮の食堂伊那キャンパスは、広大な敷地と自然豊かな環境を誇るが、施設の老朽化や交通量が問題視され、学生や地域住民にとって安全で快適な環境を確保する必要がある。豊かな自然環境を維持しながら地域へ開放された学びの場づくりを行う「キャンパスビレッジ構想」に基づく整備やキャンパス内を通る村道に沿って歩道の整備を行う将来親睦を深め自主性と創造性が育まれる場所親睦を深め自主性と創造性が育まれる場所化することによって構内の歩車分離を図るとともに、カーボンニュートラル実現を念頭に芝生化して学生の憩いの場とする計画が進められているグラウンドと、「つむぎの道」「絹の道」をつなげて一体的な空間とすることで、キャンパスの核となる、共創のコミュニティを育む場の整備を計画している。ことで歩車分離を図るなど、村との関係性が強いキャンパスならではの計画がなされた。また、老朽化の進む学生寮では寮食の提供終了にともない、食堂・厨房の整備も計画された。これらの取り組みは、学生の福利施設充実につながり、大学全体の魅力を高める。今後も学生の生活環境の改善が進められることを期待する。現在真綿・蚕糸館(2021年新築)真綿・蚕糸館(2021年新築)12車両通行禁止エリアび・創る為のパスるものづくりの場

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