附属松本中6年次 実施報告書
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⚫ 「学びの総合化」の成果について,特に【遊び】/【遊びの領域化】/【領域の教科化】/【教科等の総合化】による効果・限界に基づいて,以下の方法によって評価した。 ➢ 全国学力・学習状況調査の「国語」,「算数|数学」,質問紙の結果分析による実態の把⚫ 教育哲学特別講座(全5回 講師:埼玉大学教授 岩川直樹先生)を行った。デューイの「民主主義と教育」をテキストに,三校園の有志職員が参加し,特にデューイの述べている「探究」を下敷きに,自分たちの実践を振り返った。 ⚫ 教育課程の全体像を評価・改善しながら,探究的に学ぶ生徒の姿や実践を再構⚫ 教育課程の評価・改善について,令和4年度は主に,領域から教科への接続のタイミングと,小学校高学年での英語科,技術科の設定の妥当性について研究開発を行った。 ➢ 【遊び】,【遊びの領域化】,【領域の教科化】,【教科等の総合化】の導入に関するアンケートの実施と経年変化の分析による検証をした。(実施時期:6〜7月 対象:子ども,保護者,本学校園教員) ➢ 公開研究会来校者に対する,効果の波及に関わった追跡調査をした。 ➢ 【遊びの領域化】及び【領域の教科化】に関わる児童への聞き取り調査を➢ 【教科等の総合化】に関わる生徒の自由記述調査をした。 ⚫ これまでの実践研究で明らかにした教育課程の全体像を評価・改善しながら実⚫ 本校に整備されている,校務支援システム(数年後に長野県の全公立学校でも運用する予定)やテストの採点支援システム等を連動させて,一人ひとりの子どものstudy logを蓄積する方法の概念図をまとめた。 ⚫ 「幼小中を貫く子どものよさからはじまる,探究的な学びのデザイン」をテーマに,三校園で公開研究会を実施した(10/28~10/30)。その中で,「遊び」「遊びの領域化」「領域の教科化」「教科等の総合化」それぞれの探究的な学びを支える要件と方略について,実践と省察の中から明らかにしようとしてきた。探究的な学びをデザインする際の,三校園共通の視点は見えてきつつある。 ⚫ 公開研究会の中で,福井大学理事松木健一先生と白梅学園大学名誉教授無藤隆⚫ 幼小中一貫の視座から「信州ラウンドテーブル2022」を実施した(10/29)。「遊び」「遊びの領域化」「領域の教科化」「教科等の総合化」の保育・授業を公開し,保育・授業を語る会を開いて,学外の教育学研究者及び来校者の意見等に基づき,本研究開発の評価を行った。 ⚫ 福井大学理事松木健一先生を講師にお招きし,講演会を行った。 ⚫ 合同教員会やラウンドテーブルなど,異業種の実践者との交流の場で,実践記録を報告したり,実践を傾聴したりして,実践成果の共有及び情報収集を行った。自らの実践の枠組みや思考・判断のあり様を他者と相互評価し,妥当性の高い実践記録となるように改定するとともに,実践の再構成を図れるようにした。 - 18 - CHECK & ACTION 特別の教育課程による成果の評価 ⚫ 「学びの総合化」の教育課程を全面実施した。 ⚫ 幼小中共通のテーマでの公開研究会を同一日に開催し,学外の教育学研究者及び来校者の意見等に基づき,本研究開発の評価を行った。 握と効果/改善点の検証 した。 践を再構成する教師の思考や判断に焦点を当ててデータを蓄積してきた。 先生を講師にお招きし,シンポジウムを行った。 成する教師の思考や判断に焦点を当ててデータを蓄積してきた。 第4年次 (令和元年度) 延長第1年次 (令和3年度) 延長第2年次 (令和4年度)

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