5年次 実施報告書
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⚫ 「学びの総合化」の教育課程を全面実施した。 ⚫ 幼小中共通のテーマでの公開研究会を同一日に開催し,学外の教育学研究者⚫ 「学びの総合化」の成果について,特に【遊び】/【遊びの領域化】/【領域の教科化】/【教科等の総合化】による効果・限界に基づいて,以下の方法に➢ 全国学力・学習状況調査の「国語」,「算数|数学」,質問紙の結果分析による実態の把➢ 【遊び】,【遊びの領域化】,【領域の教科化】,【教科等の総合化】の導入に関するアンケートの実施と経年変化の分析による検証をした。(実施時期:6〜➢ 公開研究会来校者に対する,効果の波及に関わった追跡調査をした。 ➢ 【遊びの領域化】及び【領域の教科化】に関わる児童への聞き取り調査を➢ 【教科等の総合化】に関わる生徒の自由記述調査をした。 ⚫ これまでの実践研究で明らかにした教育課程の全体像を評価・改善しながら実⚫ 本校に整備されている,校務支援システム(数年後に長野県の全公立学校でも運用する予定)やテストの採点支援システム等を連動させて,一人ひとりの子⚫ 「幼小中を貫く子どものよさからはじまる,探究的な学びのデザイン」をテーマに,三校園で公開研究会を実施した(10/28~10/30)。その中で,「遊び」「⚫ 公開研究会の中で,福井大学理事松木健一先生と白梅学園大学名誉教授無藤隆⚫ 教育哲学特別講座(全5回 講師:埼玉大学教授 岩川直樹先生)を行った。デューイの「民主主義と教育」をテキストに,三校園の有志職員が参加し,特 Ⅲ 研究開発の内容 1 学びの総合化ああああああああああああああ ああああああああああああああああ (1)「たくましく心豊かな地球市民」を育む12年間の教育課程「学びの総合化」 ‐18‐ 域の教科化】及び【教科等の総合化】の実態を把握し,昨年度,特定した経年変化に基づく改善点について検証した。 CHECK & ACTION 特別の教育課程による成果の評価 及び来校者の意見等に基づき,本研究開発の評価を行った。 よって評価した。 握と効果/改善点の検証 7月 対象:子供,保護者,本学校園教員) した。 践を再構成する教師の思考や判断に焦点を当ててデータを蓄積してきた。 どものstudy logを蓄積する方法の概念図をまとめた。 遊びの領域化」「領域の教科化」「教科等の総合化」それぞれの探究的な学びを支える要件と方略について,実践と省察の中から明らかにしようとしてきた。探究的な学びをデザインする際の,三校園共通の視点は見えてきつつある。 先生を講師にお招きし,シンポジウムを行った。 にデューイの述べている「探究」を下敷きに,自分たちの実践を振り返った。 第4年次 (令和元年度) 延長第1年次 (令和3年度) ①子どもがもともと持っている資質・能力の強みを生かして教育課程を編成する 本学校園には,子どもの「思いや願い,問い」から活動を立ち上げ,その質を高めながら探究的な学びを促すという教育観がある。12年間の教育課程を編成し,「学びの総合化」の具現化のための実践やその省察,再構成のサイクルの中でも,その教育観は常に私たちの底流にあり,子どもの「思いや願い,問い」と探究的な学びは地続きであるということが,私たちの教育実践の足場になっている。それはつまり,子どもの,新しいこと知らないことに向かっていく力,伸びていこうとする力を,多くの職員の目で捉え,それを語り合いながら明らかにしようとし,

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