大学案内2023
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例:電子情報システム工学科特色ある授業紹介エンジニアリングスキル実習(機械システム工学科)エンジニアリングスキル実習は、機械システム工学科の2年次後期の科目です。機械系エンジニアに求められる基本的な技能を精選し、それらに関するトピックについて少人数のグループに分かれて実習をします。具体的には、測定・統計的データ処理・電気電子回路・金属材料の引張試験・はりの曲げ試験・プレゼンテーションなどの題材が用意されています。様々な知識と経験を短期間で得ることができ、3年次以降さらに専門的になっていく科目群を修得するための足掛かりになります。物理化学実験(物質化学科)物理化学実験は、物質化学科の2年次後期の必修の実験科目です。物理化学に関する多岐にわたる基礎的な現象を、実際に自分の手で実験することで理解します。この時、化学実験の安全な計画・実施、実験器具の適切な操作や実験データの適切な解析など、将来研究者・エンジニアなどとして活躍するために必要な実験に対する基礎知識・技術の習得も目指します。取り扱う実験テーマは、基礎的な物理化学現象の解析に加え、「吸着による水の浄化」や「光触媒による有機物の分解」など、環境の保全・改善に役立つ応用技術を含みます。きちんとした基礎知識に基づいて応用展開が出来る人材の育成を目指します。若里寮(長野市:2年次~)は女子学生専用階を設けており、女子学生の受入を行っています。全室南向きの個室ほか、共用のミニキッチンや談話室が備えられています。1年次では自然、社会、歴史、文化に関する幅広い教養を身につけるとともに、工学を学ぶ上で必要な数学・物理学の基礎知識を学習します。2年次後期以降は「電気電子」、「通信システム」、「情報システム」のいずれかの教育プログラムに軸足をおきつつ、自ら選択したカリキュラムにそって学習します。それぞれの分野の専門基礎知識を修得し、多面的な視点から知識を活用できる実践的な能力を養います。最終年次は先端的な研究ならびに今ある技術の改良的な研究に参加して、研究を実践する中で、問題解決能力と未来を切り開く発想力を養います。28SHINSHU UNIVERSITY1年次TOPICS局所的豪雨を正確に監視するレーダ信州大学工学部と日本無線株式会社は、キャンパス建物の屋上に小型気象レーダを設置し、豪雨を正確に監視し、水害防止に役立てる共同研究を行っています。気象庁や国土交通省のレーダは山岳地帯では高高度の降雨を観測するため、地上での豪雨が正確に把握できない欠点を補うことを目指しています。また、長野県の産学官連携により、レーダやラジオなど無線による情報を「逃げ遅れゼロ」につなげる長野 SDGs 地域防災プロジェクト「防災・ラジオ工作教室」を子供向けに開講しており、レーダ見学も行っています。女子寮が完成しました!2年次3年次4年次 工学部 FACULTY OF ENGINEERING【 4年間の流れ 】工学部では1年次に幅広く教養科目・基礎科目を学んだあと、2年次もしくは3年次に各教育プログラムを選択します。それぞれの専門分野の理解を深め、4年次の卒業研究に進みます。(※学科によりプログラム選択時期は異なります)共通教育科目教養科目英語(1~2年次)健康科学科目、学術リテラシーデータサイエンスリテラシー微分積分学線形代数学(1~2年次)力学化学生物学地学1年生対象専門科目基礎数学電気物理基礎電気電子回路基礎論理回路プログラミング言語電子情報システム工学ゼミナール学部共通科目技術者倫理データサイエンス基礎、データエンジニアリング基礎、AI基礎エンジニアリング科目他学科の講義を通して専門分野だけでなく、工学全体を見渡す力を養います。水環境・土木工学概論機械システム概論物質化学概論建築・デザイン概論2年生対象専門科目エネルギー工学概論エレクトロニクス概論電気磁気学、電気回路通信工学、信号処理ディジタル通信システムコンピュータアーキテクチャアルゴリズムとデータ構造電子情報基礎実験 など3年生対象専門科目電力工学、半導体工学電子回路、LSI工学情報理論、数値計算コンピュータネットワークオペレーティングシステム情報セキュリティ組込システム、データベースデータマイニング、各分野の実験 など卒業研究配属された研究室で学生ごとにテーマを決めて、指導教員のもとで課題に取り組み、成果をまとめます。年度末には卒業研究発表会を実施します。4年生対象専門科目電気電子設計製図コンピュータ・デバイス電磁波工学数理決定論

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