信州大学海外留学ガイド2023
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一般社団法人留学サービス審査機構(J-CROSS) ダブルディグリー(二重学位)は、大学・大学院の学生が所属校で修学期間中に海外の他大学に留学し所定のカリキュラムを修了することにより、母校の学位と留学先の学位を同時に取得できる制度です。本学総合理工学研究科繊維学専攻ではフランス国立繊維工芸工業高等学院(ENSAIT)、農学専攻ではタイのメイファーラン大学(MFU)、スラナリ工科大学(SUT)との間で大学院修士課程対象のダブルディグリープログラムの実施協定を締結しています。※ なお学位取得を目指す長期留学にあたっては、専門分野におけるある程度の知識と、授業・研究に対応できる十分な語学力を備えていることが求められますので、遅くとも、出 信州大学を卒業後に海外の大学院に正規入学したい方は、JASSO留学生交流支援制度(大学院学位取得型)を利用できる可能性があります。この制度は、日本学生支援機構(JASSO)による、修士または博士の学位取得を目指し海外の大学院に留学する学生等を対象とした給付型奨学金で、信州大学を通じて申請します。申請にあたっては様々な準備が必要となりますので、関心のある方は早めに所属学部・研究科およびグローバル化推進センターにご相談ください。 信州大学の提供するプログラムではなく、自身で計画し手配を行う留学のことを「私費留学」と呼んでいます。留学の目的や将来の目標、現在の状況を照らし合わせ、多種多様な留学の選択肢(国・地域、学校の種類、課程、留学時期など)から最適な方法を選ぶことができるのが魅力です。 留学時期や期間によっては、本学を休学する必要がありますので、指導教員や学部に早めに相談の上、計画してください。 私費留学においては、エージェント(留学斡旋業者)を利用することも選択肢の1つです。価格、留学内容、取扱いのある国、サポート体制など、強みはエージェントにより様々です。 しかし、「留学斡旋」のサービス全体を包括的に規制する法律などがないため、必ず複数の業者を比較し、目的に合ったサービスを上手に利用しましょう。右記は業者を選ぶうえで重要なポイントとなります。業者の説明にこれらが含まれていない場合は、問い合わせてみましょう。発の1年~2年前から準備を始めることが必要となります。■ スタディ・アブロード・ ファウンデーション(SAF)の大学留学 信州大学が提携するスタディ・アブロード・ファウンデーション(SAF)はIES Abroadが母体の米国に本部を置く非営利教育機関です。英語圏6ヶ国(米国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、アイルランド)と非英語圏のヨーロッパ3カ国(フランス、ドイツ、スペイン)、韓国に約50校のネットワーク大学があり、学生はこれらの大学の中から希望に合った大学を選び、学ぶことができます。申請は学生本人が直接SAFに出願します。プログラムには学部留学、語学留学、語学+学部留学、コンカレント(語学・学部並行履修)、アカデミック・インターンシップ留学、サマーセッション留学(夏季休暇中もあり)、分野別短期研修(夏・春季休暇)があります。Zoomでの留学個別相談や説明会を実施しているので早めに準備を始めましょう。※ この制度に関する詳細な情報は、 (独)日本学生支援機構の ウェブサイトをご覧ください。□ 組織情報、財務状況、業務実績□ 留学先の学校、プログラムの内容、 留学先の国・地域などの紹介□ 担当者の対応 (正確な情報の提供、質問の回答、手続きの進捗共有)□ 業者と留学先の学校との関係□ 現地の委託業者がある場合、 その委託業者の情報と契約内容□ 現実的な留学計画の選択をすすめているか□ 契約内容、料金体系、責任の範囲、免責事項、 変更・取消・不測の事態に関する取り決め17参考資料・ウェブサイト信州大学が提携している業者の例エージェント(留学斡旋業者)を利用するダブルディグリープログラム海外留学支援制度による大学院学位取得型留学(修士・博士)自分で計画・手配する留学長 期長 期私費留学留学のスタイル

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