研究紹介_2024_日本語版(工学部)
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SNNSNNSNSNSNSN電⼦情報フリーピストン式リニア発電機の可変圧縮比燃焼サイクルを実現する負荷追従発広い速度・トルク領域の高効率化を実現する磁性コンポジット材を用いた可変界磁モータの開発(NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構) 令和4年度官民による若手研究者発掘支援事業2022-2023)低損失・小型化を実現する磁性コンポジットリング埋込形サーボモータの開発NSSNSSNN往復運動SSNSNSNSNS63助教佐藤光秀研究シーズ共同研究・外部資⾦獲得実績最近の研究トピックス研究キーワードリニア発電機・フリーピストンエンジン・可変界磁モータ・ワイヤレス給電・磁気浮上式鉄道研究から広がる未来卒業後の未来像当研究室では、フリーピストンリニア発電機に関する研究を進めています。本システムは、次代のハイブリッド自動車エンジン発電機・電気自動車用レンジエクステンダーとして注目されています。それは、リニア発電機を利用することで、燃焼エネルギーをダイレクトに電力変換可能となるため、損失低減への期待が大きいためです。本研究室では、発電効率の向上を目的に、発電機設計やインバータ発電制御のシミュレーションを行っています。また、エンジンを利用した発電実験により、ピストン動作がエネルギー変換効率に与える影響について研究を行っています。世界各国で自動車の燃費向上に向けた研究開発が盛んに進められています。本システムは、自動車社会の未来を拓く礎になるものと考え、研究を進めています。電機メーカ、電子部品メーカやインフラ企業に技術者として就職します。研究室では「物理的思考力」の養成と、自立して力強く社会に貢献するための「人間力」向上を目指します。2011年3月東北大学大学院博士前期課程修了。㈱東芝、長野県工科短大講師・主任を経て、2019年より現職。博士(工学)(信州大学)。研究分野は電気機器で、主にリニアモータ・リニア発電技術、可変界磁モータに関する研究。フリーピストンリニア発電機の高効率化高速回転モータの高効率化・高効率領域拡大磁性コンポジット材を利用した電気機器の効率改善超電導磁気浮上式鉄道の省エネ化電制御(日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究B2023-2026)デュアル型フリーピストン式発電機における出力最大化のための可動子挙動の解明(日本学術振興会科学研究費助成事業若手研究2020-2023)(JST(科学技術振興機構) A-STEPトライアウト2021-2022)【受賞】平成28年電気学会産業応用部門優秀論文発表賞(2017年)平成29年電気学会マグネティックス技術委員会研究奨励賞(2018年)平成30年度日本AEM学会奨励賞(2018年)令和3年度日本AEM学会論文賞(2021年)令和3年度電気学会産業応用部門優秀論文発表賞(2022年)【社会貢献】電気学会産業応用部門論文委員会(D3グループ) 、幹事(2023年~)電気学会リニアドライブ技術委員会、幹事補佐(2019年~)フリーピストンリニア発電機はリニア発電機を利用し、クランクやカムといった動力変換機構が不要となるため、効率改善への期待が大きいフリーピストンリニア発電機の発電実験リニア発電機の設計と電磁界解析フリーピストンエンジンを使用した発電実験装置燃焼室スパークプラグ燃焼力バルブ燃料噴射弁フリーピストン永久磁石リニア発電機ばね反発室ばねコイルバッテリへ充電インバータバッテリ【私の学問へのきっかけ】幼いころからバスケと鉄道が大好きでした。将来は、高速鉄道の研究者・技術者になりたいと思うようになり、大学ではリニアモーターカーの基盤技術である「磁性」や「低温物理」を学びました。民間企業では念願叶って高速鉄道の開発業務を担当し、「電気機器」を中心に幅広く知識・経験を得ました。故郷の長野県に戻ってからは縁が重なり、幼いころ思い描いていた「リニアモータ」に関する研究を行っています。幼いころの興味がきっかけで道が拓かれ、様々な環境で視野を広げる経験が得られました。今後も興味を持つことを大切にしたいと思います。システム⼯学科⾃動⾞社会の未来を拓くフリーピストンリニア発電機

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