教育学部研究紹介2023
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尾お臺だい 美よし彰あき白しろ鳥とり 勝かつ教のり戸と谷や 健けん史じ林はやし 寛かん平ぺい教職大学院グループ36准教授准教授准教授准教授【研究分野】保健体育科教育、教師教育 小学校、中学校での学級経営や授業実践を通して、授業や教育の在り方について考えてきました。子どもたちが教科等の本質的な学びに迫れるように、子どもの問いや子どもたち同士の関わり合いを大切にしながら、授業を実践してきました。 授業の中で見せる子どもたちの姿、ともに学ぶ仲間や教師と関わり合いながら日々変化・成長していく子どもたちの姿を、理論という眼鏡をかけて見つめ直し、授業や教師の働きかけを捉え直します。そして、予測不能な未来を生きる子どもたちに必要な資質・能力を育成するために、授業はどうあるべきか、教師はどのような働きかけをしていけばよいか、学生の皆さんと一緒に考えていきたいと思います。【研究分野】教師教育学 教育活動を担う教職員が、お互いの実践から学び合い、協働して実践力を高め合う「チーム学校」の充実のために、現職の先生方を対象とした教師研究をしています。現在は、幼小中一貫教育の教育課程の開発・改善に取り組む教職員の共同研究や授業実践、また、そうした取組を通しての教育活動の質的変容を手がかりに、学校段階を越えた教職員間の「学び合い」の在り方について追究しています。現職の先生方の日々の実践に学び、共に研究を進めていきたいと思います。【研究分野】特別支援教育 知的障害をもった子どもたちが自分の持ち味を存分に発揮しながら活躍する授業の実現に向けて、子どもたちと共に生活する教師の在り方、実態の捉え方、環境の整え方、学びの捉え方などを視点に研究をしています。既定の枠組みのなかで子どもを見るのではなく、子どもたちと教師、物事の間に起こる一瞬一瞬の出来事から、そこに何が起こったのか捉え、次に活かしていくことを大切にしています。【研究分野】比較教育学、教育行政学 北欧を中心に、世界の教育改革を研究しています。教育は地域の歴史や文化、制度に応じた固有の営みです。一方で、国際学力調査が政策に影響を与え、世界中の学校が標準化に向かっています。さらに、「フィンランド式」や「日式」といった国家ブランドの教育モデルが他国に「輸出」されるようになっています。教師や学校はこの変化をどう受け取ればよいでしょうか。世界の潮流と具体的な事例を突き合わせ、未来の教育のあり方を一緒に考えましょう。編著書に北欧教育研究会(編)『北欧の教育最前線-市民社会をつくる子育てと学び』(明石書店、2021)、論文に林寛平「比較教育学における『政策移転』を再考するーPartnership Schools for Liberiaを事例にー」(教育学研究86(2)、2019)など。研究室ブログはhttp://shinshuedu.blogspot.com【研究テーマ】資質・能力を育成する授業づくり【研究テーマ】「チーム学校」の充実方策の検討/教職員の実践力向上【研究テーマ】各教科等を合わせた指導の授業づくり/校内研究の進め方/教材研究【研究テーマ】グローバル教育政策市場の展開/「教育の輸出」/スウェーデンの教育改革

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