経法学部案内2023
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ミクロ経済学刑法マクロ経済学民法経済学 法学※ほんの一例を紹介します。※教員の役職は4月1日現在のものです。信州大学 経法学部青木 周平 教授※ほんの一例を紹介します。※教員の役職は4月1日現在のものです。「ビッグデータ」の時代と言われているように、現代社す。しかし、この大量のデータから役に立つ情報を引き出すのは、簡単なことではありません。統計学の授どのように収集すべきか、2)データをどのように整理AIによるデータ分析の理論的な基礎になっています。AIによる分析を、そのまま受け入れるのではなく、そのい」使い方を身につけることは、これから非常に大事「憲法」という言葉を見たこと、あるいは、聞いたこと会には様々な種類のデータが大量にあふれていま業では、役に立つ情報を引き出すために、1)データをすればよいか、3)データを使ってどのような推測・予測をすればよいか、といったことがらを中心に勉強します。皆さんは、AI(人工知能)が現代社会で重要な役割を担いつつあるのを知っていますね。統計学は、背後にある考え方を正しく理解することで、AIの「正しになる素養だと思います。がある人は多いと思います。「立憲主義」、「基本的人権」、「権力分立」などの憲法に関係する言葉を見たこと、あるいは、聞いたことがある人も多いと思いますが、それにもかかわらず、憲法は生活から遠く離れたもので私たちとは関係ない、と思っている人が多いように思います。実は、憲法は、最高法規として、あらゆる法分野に関係しているので、私たちの生活にも関わる身近な法分野であると言うことができます。憲法の授業では、基本的人権を保障するために日本国憲法がどのような構造を有しているのかを一緒に考えていくことで、憲法の意外な身近さを感じてもらうことができると思います。信州大学 経法学部矢部 竜太 准教授信州大学 経法学部赤川 理 准教授ミクロ経済学はすべての経済分析の基礎となるものです。日本の農業を守るために、外国からの農産物に対して高い関税は望ましいでしょうか?地球温暖化防止のために、ガソリン価格を引き上げるべきでしょうか?これらを分析するのがミクロ経済学です。需要曲線と供給曲線の背後には、満足を高めたいと思う個人の行動と利益を追求する企業の行動が隠れています。ミクロ経済学はこれら2つの曲線がどのように導かれ、需要と供給が交わることで何が実現するのかを学びます。そして社会問題を解決する政策によって、いったい誰が得をしたり損をしたりするのかを分析します。ミクロ経済学を学ぶことで、社会をより望ましくするための視点を得ることができます。刑法とは、犯罪と刑罰に関する法です。刑法の講義では、どのような行為に対して、どのような犯罪が成立するか(犯罪論)を学び、犯罪論の基礎知識を身につけます。実際に起こった刑事事件を題材に、判例の立場や、学説の対立を分析しながら、講義を進めます。理論の一貫性を重視して、体系化された犯罪論を学ぶうち、自然と法的思考力を培うことができます。現代社会では、多種多様な事件が発生しています。現時点では思いもよらない事件が、今後発生するかもしれません。刑法の講義を通じ、犯罪論の基礎的知識を身につけ、問題解決の論理を習得すれば、未知の事案をも解決し得る思考力を獲得することができるようになるでしょう。信州大学 経法学部広瀬 純夫 教授信州大学 経法学部濱田 新 准教授マクロ経済学は、「経済成長はどのような要因で起こるのか?」「そもそも経済成長とは何か?」「不況になったときに政府は、景気対策として何をしたらよいか?」「近年、先進諸国で経済格差が拡大している原因は何か?」など、一国の経済全体で起こる現象を分析する学問です。日本経済の先行きを理解するためにも、公務員試験などの資格試験を受験する際にも、マクロ経済学の知識は必要です。専門科目のマクロ経済学I・IIなどでは、こうした点を配慮し講義を行っています。また、ゼミは、各受講生が興味あるマクロ経済学に関連したテーマを選び、そのテーマを理解する上で重要な問いを立て、その問いをデータ分析によって明らかにするというスタイルで運営しています。民法は、日常の身近な問題から企業の複雑な取引まで、私人(個人や企業)間の法律関係に広く適用される法律です。守備範囲が広い分、民法には、色々な場面に対応すべく「解釈の幅」が広く残されている条文が多く存在します。そこで、現代の新しい問題に遭遇したときには、こうした「解釈の幅」を活かして、問題をいかに解決すべきかを考えることになります。また、取引に関する現象には世界共通性があり、国内で問題とされていることが、国外でも問題となっていることはよくあります(例えば、約款の合理性をどのように確保するかという問題)。こうした現代的問題について国外での考え方にも触れながらあるべき解決方法を模索することで、より民法の面白さを感じてもらえると思います。信州大学 経法学部栗田 晶 教授4応用経済学科の専門基礎科目統計学総合法律学科の専門基礎科目ECONOMICS & LAW

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