農学部研究紹介2023
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BCCA組荻田佑助教2016年2月から現職。研究分野は食品機能学、粘膜免疫学、腸内細菌学。幹細胞を動物生産に活用する幹細胞は家禽育種の改良に多大な期待が寄せられるゲノム編集によるアレルゲン低減化の試みScientific Reports (Nature publishing)での公表動物糞便学研究室動物発生遺伝学研究室鏡味裕教授帯広畜産大学、名古屋大学農学研究科で動物育種学を専攻し、ゲルフ大学で研究員として研究した。信州大学において幹細胞分化制御による有用動物生産に関する教育研究を推進している。研究から広がる未来卒業後の未来像研究から広がる未来卒業後の未来像指導修了生・卒業生の主な進路*博士課程:富山県立大学専任講師、大阪医科大学専任講師、広島大学助教、信州大学助教*修士課程:福島県職員、名古屋市職員、交野市職員、各種企業研究員・職員*学部:大学院進学、胚培養師、各種企業職員、等幹細胞工学を応用した、家畜育種、新規有用動物創出、臓器再生、環境保全、等に関する教育研究を行っています。当分野で、世界を先導する独創的研究成果を挙げています。私たちの研究室では、一貫して『糞』に着目して研究を進めています。様々な生物の糞中微生物を調べることで、微生物とその宿主生物の共生メカニズムや生物進化との関係などの解明に取り組んでいます。『糞』と一文字で書きますが、大きさ、形、色や糞中微生物の種類は宿主となる生物の間で異なっています。私たちは一粒の小さな糞の中に宇宙を思い浮かべました。この一粒に全人類を遥かに凌ぐ微生物が生きているのです。あなたも限りなく深い『糞』の世界を一緒に旅しませんか?腸細菌と宿主生物の共生メカニズムの解明に取り組みます。『糞』から社会に貢献する有用な資源となる微生物を探索し、見出します。食の腸細菌を介した、健康維持・増進メカニズムを解明し、食を起点として我が国の健康寿命の延伸に貢献していきます。腸細菌の培養・解析手法が学べます。また、食品の生体調節機能を評価するヒト・動物培養細胞を用いた実験や動物実験の手法を身につけることができます。食品会社だけでなく様々な業界で活躍できる人材の育成を目指します。深海魚糞入り琥珀昆虫A真正粘菌腸細菌と宿主生物の共生メカニズムの解明様々な共生細菌の単離・培養腸細菌の秘めた能力の調査・有用資源としての利用価値の付加動物資源生命科学コース動物資源生命科学コース幹細胞による新たな有用動物創出糞に着目した研究。糞中微生物を調査し、生命の営みを解明する。12

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