大学概要2022
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研究10Research●真理の探究、基本原理の解明や新たな発見を目指した基礎研究と個々の研究者の内在的動機に基づいて行われる学術研究の卓越性と多様性を強化する。併せて、時代の変化に依らず、継承・発展すべき学問分野に対して必要な資源を確保する。●地域から地球規模に至る社会課題を解決し、Society 5.0等のより良い社会の実現に寄与するため、研究により得たれた科学的理論や基礎的知見の現実社会での実践に向けた研究開発を進め、社会変革につながるイノベーションの創出を目指す。〇研究所のミッション①世界の学術フロンティアを先導する。②データサイエンスを駆使し、未来社会の価値を創造する。③オープンイノベーションのプラットホームとなる。④次代の信州大学の屋台⾻となり得る挑戦的新学術領域を創出する。2021年10月に次代の研究所を目指した研究グループとして、新たに次代クラスター研究センターを設置しました。 信州大学が強みをもつ先鋭材料研究を進化&深化させる統合型インダストリアルマテリアルサイエンス拠点となり、ニッチフロンティアで世界に伍する研究を展開します。また、AIや計算科学も駆使し、マテリアルデザインからマルチスケールモデリング、最終的にはシステム論までを俯瞰した「モノづくり日本のパラダイムシフト」の実現に資する研究を創出します。 生命科学という大きな未知の世界に独創的な方法で挑み、時を経るほどその輝きを増す価値を創造すること、異分野融合研究で世界との人材交流のコアとなり、グローバルな生命科学ネットワークを構築・発展させることを目指します。 データサイエンスを切り口に多様な分野の融合研究を進め、多文化共生を可能とする社会基盤を構築していくことを目指します。特に、地域社会の生きたデータを活用し、大学が保有する基礎理論及びシーズ技術を地域社会に実装していくことに力点を置き、地に足の着いたイノベーションを起こします。 第⼆期先鋭領域融合研究群は、三つの研究所と三つの特定領域研究拠点で構成しており、第一期の成果を生かし、世界最先端の研究グループと伍して戦えるよう、信州大学の特色ある研究を研ぎ澄まし、新たな融合研究領域を創造します。〇 Energy Landscape Architectonics  Brain Bank(ELab²)  統合型科学連携ハブ・頭脳循環拠点となって、「次世代交通」、「エネルギー」、「環境」、「AI・ロボティクス」分野を出口の中心に、野心的かつ具体的目標を共有して、世界に伍するグリーンイノベーション研究を展開します。先鋭材料研究所バイオメディカル研究所社会基盤研究所次代クラスター研究センター(2021年10月6日設置)〇 遺伝子・細胞創薬デザイン  ユニット 信大のがん研究ならびに遺伝子・細胞治療研究の知見・技術・知財を集結させ、信大が有する試験施設・製造施設・病院機能を最大限に活用することによって、信大発の革新的な遺伝子・細胞医薬品を創出します。先鋭領域融合研究群〇特定領域研究拠点のミッション①将来にわたって維持、発展すべき特長ある研究を育む。②特定領域での研究を軸としたイノベーションを引き起こす。③信州大学の特色と強みを活かした教育プログラムの⺟体となる。④次代の信州大学を担う若手研究者を育てる。〇 応用微生物学ルネサンスセンター 全ての生物学の基本となる微生物遺伝学の日本におけるハイレベルな研究者を集積している信州大学工学部を中心に、信州大学の各キャンパスを繋ぎ、長野で微生物をターゲットとした遺伝学教育・応用微生物研究の拠点を形成し、さらに日本中の研究者も含めた研究サロンを形成し、国際競争力の増大につなげます。 繊維工学の基盤に始まり、生物系、材料系、機械・ロボット系及び感性系といった関連分野を包括し、ファイバー工学分野において世界を先導する研究資源を利用することで最先端の革新的繊維技術を開発することを目指します。 地球規模での気候変動に伴う山岳地域における喫緊の環境問題を科学的な研究基盤に立脚して解決し、自然環境の再生、保全及び活用や防災・減災を実践することのできる山岳地域の自然環境と人間活動との融合の方策を探り、持続可能な社会の実現に貢献することを目指します。 我が国の次代の基幹産業として期待される航空宇宙産業のニーズを指向したプロジェクトベースの研究開発を推進するとともに研究成果を社会実装する若手人材の育成をとおして地域産業の活性化と地方創生への貢献を目指します。国際ファイバー工学研究拠点山岳科学研究拠点航空宇宙システム研究拠点研究研究に関する目標信州大学の特色ある研究領域を結集した「先鋭領域融合研究群」

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