now134
16/20

2022年6月、信州大学教育学部第1体育館前において、同体育館の竣工記念式典を執り行いました。式典には、中村学長、永松理事・副学長、平野理事・副学長、大江環境施設部長、(株)宮本忠長建築設計事務所 宮本代表取締役社長、(株)岡谷組 小口専務取締役、教育学部同窓会 吉澤会長、教育学部尚学会 登内会長を来賓にお迎えし、村松学部長、中村学長からの挨拶の後、教職員及び学生が見守る中、テープカットを行いました。また、式典終了後には、スポーツ科学教育グループ結城教授の案内により第1体育館の施設見学を行い、来賓者は最新の施設・設備に見入っておりました。旧第1体育館は、昭和40年に設置し、長らく教育学部の教育・研究を支え、日本を代表する選手を輩出してきましたが、建設から50年以上が経過し老朽化が著しく進行している状況でした。この状況の中、教育・研究環境の改善と既存体育施設の機能の集約化を模索し、2022年3月に新第1体育館を建設しました。新第1体育館は、RS造でアリーナ棟と管理棟とで構成しております。アリーナ棟には、多種スポーツのコートを配した約900㎡の運動場があります。有効天井高は約12mを有し、低層部分は木目の壁、高層部分は白を基調とした壁面・建具で、調光可能なLED照明で明るく、機能面も重視した開放的な空間です。床は屋内スポーツ用長尺弾性塩ビシート(タラフレックス)仕上げで、競技性・耐久性・安全性を兼ね備えています。また、情報通信ネットワーク設備、音響機器の整備を行い、教育・研究環境の改善を図りました。管理棟の1階には、教員が授業の準備を行う管理室、大容量の器具庫、更衣室、トイレを配置しました。また、多目的トイレの整備やスロープなどの段差解消といったバリアフリー化を行い、幅広い利用者の受入れ、多岐にわたる利用を可能としました。2階には、ネット環境や空調設備を有したトレーニングルームを整備し、最新のトレーニング指導の確立や日本を代表する選手の輩出が期待されます。その他にも2階部分には、今年度以降に体育の教育・研究に寄与するスペースの整備を行う予定となっています。2022年6月、メルボルン大学を代表してアンドリュー・パスク教授らが中村学長を表敬訪問されました。メルボルン大学理学部バイオサイエンス学科と信州大学農学部は2022年2月に学部間協定を締結し、これをきっかけとして他学部との研究連携や学生交流の可能性について意見交換を行いました。メルボルン大学はオーストラリアでトップの大学であり、中でも理学部は1万人(全体5.2万人)の学生が在籍し6学科を擁する最大規模の学部です。研究分野も多様で、バイオサイエンスや農学だけでなく、材料科学、クリーンウォーター技術、再生可能なエネルギー資源・材料、環境保全・森林管理、地質、衛星開発、データサイエンスなどに関連した研究が行われています。本学で先鋭的に進められている研究分野と類似するキーワードも多く、連携協定の枠をさらに拡大するとともに、研究をベースとした大学院生の留学派遣・受入れや交換留学などの学生交流も含めることを目標に、今後、双方で調整を進めていくことが合意されました。アンドリュー・パスク教授は、本学先鋭領域融合研究群バイオメディカル研究所の特別招聘教授としてもご活躍頂いており、終始和やかな雰囲気の中で歓談が行われました。15信州大学教育学部第1体育館(左から)信州大学 村松浩幸教育学部長、平野吉直理事・副学長、中村宗一郎学長、永松裕希理事・副学長、大江信浩環境施設部長、教育学部4年 山本拓実(左から)信州大学グローバル化推進センター 浜野充講師、信州大学農学部 鈴木俊介准教授、信州大学 中村宗一郎学長、メルボルン大学 アンドリュー・パスク教授、信州大学 向智里理事(研究、産学官・社会連携担当)、メルボルン大学 下田実加リサーチアドミニストレーター(国際・慈善団体ファンド)信州大学教育学部第1体育館竣工記念式典を挙行メルボルン大学学長らが、信州大学を表敬訪問

元のページ  ../index.html#16

このブックを見る