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本アワードは、地域特性に応じて実践された多様な地域産業支援プログラムの中で、優れた取り組みを積極的に評価し、表彰することによって、さらなる地域産業振興・活性化を目指すものです。このたび、信州大学によるリカレント学習をハブとした地域産業支援事業である「信州100年企業創出プログラム」が、優秀賞を受賞いたしましたのでご報告をいたします。本プログラムは、県内地域企業と都市圏人材をリカレント教育で繋ぎ、県内地域への人材定着を図る一連の取り組みです。次の100年を切り拓くために『組織を成長させたい長野県の地域企業』と『地方活性化を目指す都市圏人材』をマッチングし、その後『都市圏人材』は信州大学のリサーチ・フェローとして6カ月の間マッチングした『地域企業』の課題解決と実践研究に取り組みます。最終的に、企業・人材、双方の合意により当該企業や地域への定着に繋がっていきます。この度の受賞は、本プログラムを通じて、首都圏人材の80〜90%が地域/企業に定着したこと、地域企業の経営力強化をもたらしたこと、それに至るマッチングシステムやリカレントのしかけを高く評価頂きました。本プログラムは、信州大学や地域企業によるコンソーシアムにて運営しており、地方創生事業の一環として内閣府や文部科学省でもモデル事例として報告されています。石川県(金沢大学)や富山県(富山大学)など他地域に展開されるとともに、海外からも注目されています。地域企業と優秀な人材をリカレント教育で繋げ、その結果、新事業創出や地域産業振興を推進する新規性に対し、多方面からの問い合わせをいただいております。2022年度も、プログラムに参加する企業の課題解決に向けて、リサーチフェローを募集しています。ご関心のある方はお気軽にご相談ください。[問合せ]https://shinshu-100y.shinshu-u.ac.jp/14(左から)株式会社松本山雅代表取締役社長 神田文之氏と信州大学リサーチフェローの星野亜紀子さん(左から)株式会社タカノ代表取締役社長 髙野泰大氏と信州大学リサーチフェローの藤尾宗太郎さん第11回イノベーションネットアワード2022の優秀賞を受賞『信州100年企業創出プログラム』が信州100年企業創出プログラムのロールモデルの一例

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