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業績名:高性能ナノファイバーマスクの開発業績概要:本受賞者らが2007年から研究開発を続け実用化してきた「高性能ナノファイバーマスク」製品群が     社会経済、国民の健康維持、生活の発展向上に寄与したとして、その功績が認められました。 (高性能ナノファイバーマスク研究開発の経緯) 2007年〜2011年:ナノファイバー製造技術(エレクトロスピニング法)に関する研究開発 2012年〜2013年:クリーンルーム用/一般用ナノファイバーマスクの研究開発・製品化 2015年〜2018年:米国N95規格ナノファイバーマスクの研究開発・製品化 2020年:エタノール消毒によるナノファイバーフィルターの再利用可能性に関する実証研究(後列左から)株式会社ナフィアス渡邊圭代表取締役、大澤道取締役(前列左から)朱春紅准教授、森川英明学部長、金翼水教授(左)信州大学長中村宗一郎、(右)シニシャ・べリャン駐日ボスニア・ヘルツェゴビナ特命全権大使17信州大学先鋭領域融合研究群国際ファイバー工学研究拠点/繊維学部機械・ロボット学科 金翼水教授、国際ファイバー工学研究拠点/繊維学部先進繊維・感性工学科 朱春紅准教授と信州大学発ベンチャーの株式会社ナフィアス 渡邊圭代表取締役、大澤道取締役の研究グループは、高性能ナノファイバーマスクの研究開発及び実用化による功績が認められ、令和4年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞(開発部門)を受賞しました。同賞は「我が国の社会経済、国民生活の発展向上等に寄与する画期的な研究開発若しくは発明であって、現に利活用されているものを行った個人若しくはグループ又はこれらの者を育成した個人」に授与されるものです。信州大学は、ボスニア・ヘルツェゴビナの東サラエボ大学(University of East Sarajevo, Bosnia and Herzegovina)と大学間交流協定を締結し、2022年4月に信州大学松本キャンパスにて調印式を行いました。東サラエボ大学からは、シニシャ・べリャン(Sinisa Berjan)駐日ボスニア・ヘルツェゴビナ特命全権大使が、本学からは中村学長、米倉副学長(国際企画・戦略担当)、白井国際部長、佐々木国際企画課長、グローバル化推進センター アマンダ助教が出席し、中村学長からは、学術交流を通じて両大学の発展につながることへの期待が述べられました。調印式に続いて、ベリャン大使と今後のコラボレーションについて懇談し、特に農学、医学の分野での連携について、話し合われました。ベリャン大使は、2021年4月末に本学学長表敬訪問以来二度目の来学で、今回は桜の時期の訪問となりました。スキーリゾートとして知られるサラエボと長野は、いずれも冬季オリンピックの開催地となったことがあり、山地や森林に恵まれた環境など、多くの共通点があります。この協定締結を機に、共同研究をはじめとする学術交流の促進が期待されます。金 翼水教授ら、文部科学大臣表彰 科学技術賞(開発部門)受賞東サラエボ大学と大学間交流協定締結

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