213549678御代田町立科町下諏訪町諏訪市岡谷市池田町生坂村16121113151014信州大学×長野県CATVリモートシンポジウム2022〜信州の伝統野菜への誇りと思い〜信州大学×CATVnagano制作:木曽広域ケーブルテレビ幻の蕪と呼ばれた木曽町三岳の三岳黒瀬蕪は、短円錐型で緻密な肉質が特徴。茎はすんき漬け、蕪は甘酢漬けが一般的だが、漬け物にしても歯ごたえや蕪の持つ本来の辛みがしっかりと残る。幻と呼ばれた所以は、63年前の牧尾ダム建設に伴い、栽培地であった黒瀬集落が水底に沈んだため。その後40年間人知れず種継ぎが行われてきたものを現加工施設の組合長が復活させた。現在は三岳の特産品で、地域の伝統野菜として認知されるようになってきた。⑨三岳黒瀬蕪(木曽町三岳)⑩ 芝平なんばん(伊那市高遠町)長野県⑪ねずみ大根(坂城町)⑫小布施丸なす(小布施町)⑬羽淵キウリ(塩尻市)⑭下栗芋(飯田市)制作:飯田ケーブルテレビ標高800〜1100m、最大38度という急傾斜地にある飯田市上村下栗地区で栽培されるじゃが芋。江戸時代から作られ続けている。直径4㎝ほどの大きさで、でんぷん質で肉質は硬く緻密。茹でても煮崩れしないことから、丸ごと食べる「エゴマ味噌の芋田楽」が有名だ。急傾斜地のためほとんどが手作業による栽培。そのため生産者の高齢化が問題となっており、現在は地域外の人に畑を提供し、栽培してもらう取り組みも行われている。⑮上野大根(諏訪市)⑯坂井芋(飯山市)収録:2022年3月9日(水)司会・コーディネーター (株)産直新聞社 代表 毛賀澤 明宏氏ゲスト・解説者 信州大学農学部 スタジオサポート 出演者 料理研究家 横山 タカ子氏松島 憲一教授各CATV局アナウンサー各地の生産者・直売所関係者の皆様など信州の伝統野菜映像アーカイブス2022年制作を振り返り、県内各地区の関係者に出演いただき、県下4スタジオを結んでのシンポジウムを開催。この様子は番組収録され、県下CATV各局でも放送されました。15㎝ほどと大振りな唐辛子で下向きに実をつける。赤く熟す直前が一番辛いが、辛みだけでなく旨みも強い。もともとは高遠町芝平地区にて栽培されていたが、昭和36年の三六災害の影響もあり、昭和53年に集落が高遠町上山田地区へ集団移転したことで絶滅の危機に。しかし「非常に美味しい」ことから、一軒の農家が自家用で栽培していたことがその窮地を救った。現在は加工の一部を障がい者事業所へ依頼しており、伊那市の農福連携の一環ともなっている。制作:伊那ケーブルテレビジョン制作:上田ケーブルビジョン坂城町特産のぽってりした形の辛味大根で、1804年の文献に栽培記録や江戸時代に長崎県から薬用として伝来したという記録が残っている。ただ辛いだけでなく、ほのかな甘みも感じることから、地元では味を「あまもっくら」と表現。搾り汁を浸けダレにした「おしぼりうどん」が人気で、毎年の収穫時期には“ねずみ大根祭り”が開かれ、県内外から多くの人が訪れる。現在は、様々な団体が連携して、多くの加工食品も生み出されている。2022制作:Goolight丸いけれど完全な球体ではなく、どちらかというと巾着型。ほのかに感じる甘い風味が特長で、肉質は締まって硬く煮崩れしにくいため、様々な料理に活用できる。明治時代から栽培されている品種で、大正時代には北信地方で広く栽培されていたが、現在の生産農家は7軒。実が大きく重量もあるため、間隔を空けて植えるだけでなく、支柱を立てるなど栽培にも工夫が必要だ。学校給食でも食べられており、子供たちにも大人気。し びらずんぐりむっくりした形が特徴で、熟れる前から黄色がかっていることから、“キュウリ”ではなく、“キウリ”と名付けられた伝統野菜。100年ほど前から塩尻市奈良井羽淵地区で栽培されてきたが、住人がいなくなったため現在は贄川にて栽培。生産者は種採りにも細心の注意を払っており、他のキュウリ品種が栽培されていない山の麓で育てられている。地元の小学校の授業でも栽培し、給食で食べることで、育て、食べるまでの学びを子供たちに受け継ぐ教材にもなっている。は ぶちしも ぐり制作:テレビ松本ケーブルビジョン制作:エルシーブイ諏訪市豊田上野区の山間部で栽培されるこの大根は、きれいな円筒型で長さは23〜25㎝。たくあん漬けのために“井桁組”で1週間〜10日ほど天日干しにすることで、甘みが引き出され、特有の食感が生まれる。ほとんどがたくあん漬けとして毎年春に販売されるが、予約販売は2日間で完売するほどの人気だ。1778年には馬11頭を連ねて納入されたという記述も残っているほど歴史も長いが、現在は上野大根だけで品種改良された“諏訪湖姫”が主流。制作:iネット飯山飯山市木島地区の河川敷周辺で栽培されるこの里芋は、多湿と砂交じりの土壌が生んだ伝統野菜。形はらっきょうのようにくびれて肉質は柔らかく、きめ細かいためモッチリとした食感が魅力。地元では冠婚葬祭で欠かせない郷土料理「煮っころがし」で使われる。江戸時代、水害の絶えなかったこの地で、安定して作れる作物を探したのが坂井芋の始まりとされる。現在は「木島里芋研究会」が栽培。普及活動にも積極的に取り組んでいる。木曽町王滝村上松町大桑村南木曽町阿智村平谷村売木村根羽村飯山市信濃町小谷村飯綱町中野市白馬村長野市小布施町高山村小川村須坂市大町市千曲市麻績村坂城町筑北村松川村青木村上田市東御市安曇野市松本市長和町山形村朝日村塩尻市茅野市木祖村辰野町原村箕輪町南箕輪村富士見町伊那市宮田村駒ヶ根市飯島町松川町中川村高森町豊丘村大鹿村喬木村飯田市下條村泰阜村阿南町天龍村野沢温泉村栄村木島平村山ノ内町軽井沢町小諸市佐久市佐久穂町小海町北相木村南牧村南相木村川上村2022202220222022202220222022202212映像で残す信州の伝統野菜映像アーカイブス2022
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