医学部医学科研究案内2022_日本語
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ハイブリッド手術室対応多軸透視・撮影システム“ARTIS pheno”と次世代型自動レジストレーションが可能なナビゲーションシステム“CurveTM”を連動させた、ハイブリッドナビゲーション手術室前十字靱帯付着部における解剖学的研究ACL手術用ナビゲーションSkip Pedicle Screw Fixation人工膝関節手術機器シュミレーション側弯症矯正シュミレーション研究・前十字靱帯の解剖学的形態に関する研究・前十字靱帯再建術後の早期復帰を目指した新しい手術術式の開発・人工関節手術における新しい手術支援システムの開発・人工膝関節置換術における術後機能に影響を与える因子の解析研究から広がる未来・人工関節に対して安全で低侵襲かつ高機能な手術の提供を行います。・前十字靱帯再建術において早期に安全に競技復帰可能な術式の開発を目指します。下肢疾患の診断から治療について、幅広く対応できる総合力を身につけることができます。特定の分野で研究を深め、世界でトップレベルの研究を目指します。・側弯症矯正応力シミュレーションの研究・早期発症側弯症に対する新しい手術治療・思春期特発性側弯症に対するS-lineを用いた新しい治療戦略・脊柱矢状面アライメントと運動機能・認知機能研究から広がる未来・側弯症に対して安全で低侵襲な手術を患者さんに提供できます。・思春期特発性側弯症のカーブタイプ別に最良な固定範囲を提案できます。・超高齢社会を迎えて健康寿命を延ばすための提案ができます。変性疾患や外傷などの脊椎疾患の診断から治療について、整形外科医として現場ですぐに通用するレベルの技量を習得できます。特定の分野で研究を深め、世界でトップレベルの研究を目指します。28信州大学下肢グループは下肢疾患(股関節・膝関節・足関節)を広く扱っており、これに対する各種研究を行っております。前十字靱帯手術におけるナビゲーションシステムの開発、また股関節や前十字靱帯における解剖学的研究を行い多数の論文を作成しています。また、テイジンナカシマメディカル社との共同で術前計画ソフトと連携した人工関節手術機器の作成などを行っています。この他前十字靱帯再建術に対する新しい術式の開発、新しい手術方法・術後機能に影響を及ぼす因子に関する研究を行っています。主な研究テーマ卒業後の未来像主な研究テーマ卒業後の未来像(チーフ:助教(診療) 大場悠己)(チーフ:助教(診療) 大場悠己)1996年に国内でもいち早く脊椎手術にナビゲーションシステムを導入しました。さらに、2018年に当学部附属病院南病棟にハイブリッドナビゲーション手術室を導入しました。また、信州大学繊維学部小関道彦教授との共同で脊柱側弯症に対する基礎実験、3Dプリンターを使用した脊椎内視鏡手術支援の研究などを行っています。脊柱側弯症に対する新しい低侵襲な術式の開発、新しい固定範囲の指標となるS-line(Shinshu-line)の研究を行っています。さらに、山梨大学、浜松医科大学と共同で腰椎椎体間固定術の臨床研究、リハビリテーション部と共同して運動器疫学研究などを行っています。(チーフ:講師 天正恵治)(チーフ:講師 天正恵治)下肢 班下肢 班脊椎 班脊椎 班運動機能学運動機能学多彩な下肢疾患に対して様々な視点から幅広い研究を行っています脊椎疾患・脊柱変形についての新しい知見・治療を世界に問う

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