INTEGRATED_REPORT_2022_web
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②①⑤Integrated Report 2022 Shinshu University58Shinshu UniversityIntegrated Report 2022 2019年3月に、独立行政法人大学改革支援・学位授与機構により「国立大学法人における教育・研究コスト分析手法試案」がとりまとめられました。2019年6月より全国立大学におけるコスト分析のトライアルを実施し、トライアル結果に基づきコスト分析手法試案を検証することとしています。「コストの見える化」は、学内におけるコスト意識の醸成や戦略的資源配分への活用のほか、学外のステークホルダーへの説明にも有効となります。本学は教育経費・研究経費、そして附属病院を持つ大学として収益に大きなウェイトを占める診療経費の3項目について、実態として提示できるコスト分析を行いました。①:用いる数値の抽出②:①を積み上げ、物件費と人件費に分類③:物件費を各コストに分類④:人件費を各コストに配分⑤:管理その他のコストを教育コスト、研究コスト、診療コストに配分③④(単位:百万円)国立大学法人における「コストの見える化」への取組診療30,31452.00%教育860.27%診療30,31495.43%教育10,69118.34%研究17,29029.66%研究1,3654.30%実態として見えた教育・研究・診療コスト法人合計附属病院費用(P/L)教育コストコスト分析手法による分析の流れ引当外退職給付研究15,92564.76%損益外減価償却相当額見積額等 (業コス)(※) (業コス)(※)管理その他研究コスト教育コスト研究コスト物件費大学合計附属学校100.00%(総コスト)人件費教育8,66435.24%教育1,940科研費執行額(簿外)コスト診療コスト診療コスト「コストの見える化」への取組〜本学独自の分析でリアルな教育・研究・診療コストを見える化〜実態としての経費を数値化することで、学内における部局ごとのコスト意識の醸成と、ステークホルダーに対しての説明責任を果たします。

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