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34Shinshu UniversityIntegrated Report 2022ORGANIZATION国立大学法人は、高い公共性が求められ、各種の財政支援等が行われていることから、強靭なガバナンス体制のもとで成果とコストを意識した戦略的な法人経営を行い、それを社会に説明する責任があります。2020年3月、国立大学法人がさらに経営の透明性を高め、教育・研究・社会貢献機能を一層強化し、社会の変化に応じた役割を果たし続けていくための基本原則となる規範として「国立大学法人ガバナンス・コード」が策定されました。本ガバナンス・コードに対する適合状況等については毎年確認を行い、本学のWEBサイトにおいて公表しています。国立大学法人には、経営と教育研究という2つの面がありますが、信州大学では両方において学長がリーダーシップを発揮できるガバナンス体制を整えています。また、大学の経営企画力の強化を図るため、学長及び理事・副学長等で組織する戦略企画会議に大学改革総括ワーキングチームを設置し、学長主導のもと様々な改革に取り組んでいます。経営経営協議会学長、理事学外委員監事2名「国立大学法人ガバナンス・コードにかかる適合状況等に関する報告書」https://www.shinshu-u.ac.jp/guidance/disclosure/corporation/governance/学内委員学外委員学長、理事教育研究評議会学長、理事、副学長学部長等従来各学部において教員人事を行っていましたが、2014年に教員組織と教育研究組織を分離し、学長を院長とする教員組織として学術研究院を設置することで、戦略的な人事の一元管理が可能となりました。これにより、先鋭領域融合研究群の研究者に対する研究に重点をおいた環境の提供や学部横断型の教育を実現し、時代の要請に柔軟かつスピーディーに対応しています。教育・研究院長:学長役員会と部局及び各部局間の連絡調整に関することを審議各学部学部長全学教育機構人文学部教育学部経法学部医学部理学部工学部農学部繊維学部学長によるガバナンスを強化、外部有識者も参画する透明性のある経営組織国立大学法人ガバナンス・コード業務執行上の状況確認学長選考・監察会議Integrated Report 2022 Shinshu University国立大学法人信州大学学 長企画立案役員会副学長戦略企画会議大学改革総括ワーキングチーム各検討部会学長によるガバナンスを強化した組織運営教員人事の一元管理戦略的な人事マネジメントを可能にした学術研究院の設置教員組織学術研究院教育研究組織人文社会学域医学保健学域理工学域学術研究院会議教員ポストの戦略的な配分の策定等、教員人事役員部局長会信州大学学長によるガバナンスを強化した組織運営2021年10月1日、濱田州博 前学長から中村宗一郎 新学長へバトンが渡りました。引き続き外部有識者に経営参画いただきながら、学長がリーダーシップを発揮できる体制をより一層充実させていきます。

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