INTEGRATED_REPORT_2022_web
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Integrated Report 2022 Shinshu University18Shinshu UniversityIntegrated Report 2022FACILITIES信州大学では、各キャンパスに企業との共同研究を推進するインキュベーション施設を整備。自治体が本学キャンパス内に設置しているものも含め8施設あり、レンタルラボの貸し出しや研究設備の共同利用等を行っています。地域の科学技術の発展と産業の振興のため、大学、企業、自治体が共同で推進する産学連携団体を組織し、企業単独では難しい研究開発を、大学の知を活用し事業化につなげています。企業の技術者と本学研究者との間で基礎研究から試作品の評価、製品開発まで一貫した研究・共同開発ができると好評です。各キャンパスのインキュベーション施設は計8施設あり、大学発ベンチャー9社も入居しています。信州地域科学技術メディカル展開センター(CSMIT)/松本キャンパス国際科学イノベーションセンター(AICS)/工学部キャンパス先進植物工場研究教育センター(SU-PLAF)/上田キャンパス他自治体が本学キャンパスに設置しているインキュベーション施設浅間リサーチエクステンションセンター(AREC)/上田キャンパス(上田市施設)信州科学技術総合センター(SASTec)/工学部キャンパスファイバーイノベーション・インキュベータ施設(Fii)/上田キャンパスオープンベンチャー・イノベーションセンター(OVIC)/上田キャンパス長野市ものづくり支援センター(UFO Ngagano)/工学部キャンパス(長野市施設)(左から)ミマキエンジニアリング 古平武史取締役技術本部長、ミマキエンジニアリング 池田和明代表取締役社長、信州大学長 中村宗一郎、信州大学理事(研究、産学官・社会連携担当) 向智里、信州大学先鋭領域融合研究群先鋭材料研究所教授 木村睦大型共同研究の推進を目的に、学術研究・産学官連携推進機構の全面的支援のもと、設置・運用する「共創研究クラスター・共創研究所」制度を創設しました。この制度を利用した第一号は、革新的なインクジェットプリンタに関する研究開発を実行する「Mimaki×信州大学共創研究所」。本学は、「組織」対「組織」として社会における互いの役割やビジョンを共有しながら社会実装を加速し、社会に対する新たな価値の共創が実現すること、両者の組織間連携による人材交流の深化により、双方にとって高度な人材育成を推進します。Mimaki×信州大学共創研究所基盤研究支援センターオープンラボラトリー多様なインクを多様な対象物に正確に制御して吐出する企業のインクジェット技術の強みと、ナノサイズのカラーマテリアルを強みとする大学の研究とが融合することで、革新的なインクジェットプリンタを社会にお届けします。200㎡のスペースにライフサイエンス系の実験機器を揃えたオープン型レンタル施設。研究環境が整っていない若手研究者や、共同研究等で一時的に常駐する学外研究者等に、研究者間の交流が可能な実験スペースを提供しています。機器分析支援部門棟内(上田キャンパス)に設置した共創研究所に看板掛けを行う様子松本キャンパスCSMIT2階に所在。各種機器、実験区画20スペース、事務机等を備える。産学連携の実績を積み上げるインキュベーション施設「組織」対「組織」の大型共同研究を促進する信州大学初の「共創研究所」を設置研究・交流の「場」、共創の「場」を提供する大学インキュベーション施設やオープンラボラトリーに加え、信州大学初となる「共創研究所」も開設。「組織」対「組織」の大型共同研究を促進しています。

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