研究紹介_2023_日本語版(工学部)
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リニア発電エンジン磁性コンポジット材を用いた高効率モータワイヤレス給電技術インバータを用いた発電制御技術デュアル型フリーピストン式発電機における出力最大化のための可動子挙動の解低損失・小型化を実現する磁性コンポジットリング埋込形サーボモータの開発SNNSNNSNSNSNSN電子情報NSSNSSNN往復運動SSNSNSNSNS442011年3月東北大学大学院博士前期課程修了。㈱東芝、長野県工科短期大学校電子技術科講師を経て、2019年より現職。博士(工学)(信州大学)。研究分野は電気機器で、主にリニアモータ・リニア発電技術、高効率モータに関する研究。明(日本学術振興会科学研究費助成事業若手研究2020-2022)(JST(科学技術振興機構) A-STEP トライアウト2021)【受賞】平成28年電気学会産業応用部門優秀論文発表賞(2017年)平成29年電気学会マグネティックス技術委員会研究奨励賞(2018年)平成30年度日本AEM学会奨励賞(2018年)【社会貢献】電気学会リニアドライブ技術委員会、幹事補佐(2019年~)電気学会産業用リニアドライブの技術動向調査専門委員会、幹事補佐(2019年~)電気学会産業用リニアドライブの活用技術調査専門委員会、委員(2015年~2018年)フリーピストン式エンジン発電機はリニア発電を利用し、クランクやカムといった動力変換機構が不要となるため、効率改善への期待が大きいフリーピストン式エンジン発電機の発電実験リニア発電機の設計と電磁界解析フリーピストンエンジンを使用した発電実験装置燃焼室スパークプラグ燃焼力バルブ燃料噴射弁フリーピストン永久磁石リニア発電機ばね反発室ばねコイルバッテリへ充電インバータバッテリ【私の学問へのきっかけ】幼いころから鉄道好きで、特に、新幹線や超電導リニアに興味がありました。進路選択でも高速鉄道が強い動機となり、大学では超電導リニアの基盤技術である「磁性」と「低温物理」を学びました。民間企業では、念願叶って高速鉄道の開発業務を担当し、「電気機器」を学びました。故郷の長野県に戻ってからは、「リニアモータ・リニア発電」に関する研究を行っています。幼い頃の興味がきっかけで、道が拓かれ今に至ります。今後も興味を持つことを大切にしたいと考えています。研究室では、フリーピストン式エンジン発電機に関する研究を進めています。本システムは、次代のハイブリッド自動車エンジン発電機・電気自動車用レンジエクステンダーとして注目されています。それは、リニア発電を利用することで、燃焼エネルギーをダイレクトに電力変換可能となるため、損失低減への期待が大きいためです。本研究室では、発電効率の向上を目的に、発電機設計やインバータ発電制御のシミュレーションを行っています。また、エンジンを利用した発電実験により、ピストン動作がエネルギー変換効率に与える影響について研究を行っています。世界各国で自動車の燃費向上に向けた研究開発が盛んに進められています。本システムは、自動車社会の未来を拓く礎になるものと考え、研究を進めています。電機メーカ、電子部品メーカやインフラ企業に技術者として就職します。研究室では「物理的思考力」の養成と、自立して力強く社会に貢献するための「人間力」向上を目指します。助教佐藤光秀研究シーズ共同研究・外部資⾦獲得実績最近の研究トピックス研究キーワードリニア発電・フリーピストンエンジン・高効率モータ・ワイヤレス給電・発電制御研究から広がる未来卒業後の未来像システム工学科自動⾞社会の未来を拓くフリーピストン式エンジン発電機

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