研究紹介_2023_日本語版(工学部)
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→東京化成工業(株)××知的財産グループ135生み出された成果の特長従来の水処理膜の作製法(相分離法、キャスト法、界面重合法)では、低分子に対する分離性能の制御が困難でした。多孔質体表面に高分子鎖を精密に成長させることで、透過性、阻止性、耐汚染性などを制御した膜を作ることが可能です。生み出された成果の特長「有機触媒」は金属触媒と異なり、炭素・窒素・酸素などの典型元素から構成されていて、回収・再利用しやすい点で環境低負荷といえます。二酸化炭素の固定化などに使える触媒:ホスホニウム塩が試薬として販売されています。物質化学科助教佐伯大輔物質化学科准教授戸田泰徳新しい水処理膜で環境問題に寄与事業化次世代の有機合成プロセスへの展開ホスホニウム塩特許出願済み特許出願済み機械システム工学科教授松原雅春物質化学科先鋭材料研究所教授是津信行生み出された成果の特長通常の逆流防止器は、流量が増えると、圧力損失が増加します。流体力学の原理を用いて、圧力損失を減少させ、流量が増えると、圧力損失が減るようにすることに成功しました。この結果、従来の最大1/3に損失を減らすことができ、ポンプの消費電力を減らすことが可能です。生み出された成果の特長信州大学開発のナノカーボン複合化技術により、リチウムイオン電池のエネルギー密度,出力密度,寿命を大幅に向上することできます。名城ナノカーボンの子会社としてベンチャー企業が設立され、新電池の事業化を進めます。テーマ:損失低減による省エネテーマ:新規エネルギー材料の実用化信大発ナノカーボンバッテリーの電極イメージ図電池のエネルギー,パワー,寿命を共立共同研究新製品理論解析から新製品を実現(株)名城ナノカーボン共同研究事業化二次電池の性能を高める(株)日邦バルブ子会社:大学発ベンチャー信州ボルタ(株)特許5189399特許5189403他国際特許取得低圧損減圧式逆流防止ユニット(BLH‐U)国際特許2件出願済みロボット用電池HEV用電池地域や⺠間の企業・団体の皆様へ⾼度に制御された膜による⽔処理・海⽔淡⽔化テーマ:新しい水処理膜の作製技術環境低負荷な新規有機触媒テーマ:新しい分子の設計・開発新しい逆流防⽌装置「低圧損減圧式逆流防⽌弁」ナノカーボンを活⽤した⾼性能バッテリー【お問い合わせ先】TEL026-269-5700(信州⼤学⼯学部産学官連携室)<⼯学部から創出された知的財産>中⼩企業から⼤企業まで、多くの連携実績があります。技術でお困りの⽅、ぜひ⼀度ご相談ください。「困った」を「良かった」に変える「知的財産」

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