教育学部研究紹介
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岩いわ田た 靖やすし渡わた辺なべ 敏とし明あき友とも川かわ 幸さち保健体育コース 子どもたちの体力低下や運動離れをいかに食い止めるか。現代ほど、子どもたちと体育・スポーツの関係性がクローズアップされる時代はないかもしれません。ボールがうまく投げられない子どもには、どんなふうに教えたらよいのか。スポーツが持つ真の楽しさを伝えるには、どうすればよいのか。体育の授業は、運動ぎらいの子どもたちに運動好きになってもらうチャンスでもあります。保健体育コースでは、子どもが大好きで、スポーツが大好きな、人間味と情熱に溢れた教師の養成を目指しています。Japan and Laos アジアやアフリカの開発途上国の子ども達のより良い成長と発達を促すための健康と環境の問題の改善、そのための仕組みと人材養成に関する研究を行っています。また、国内では、保健教育の教材開発や、幼稚園や保育所などでの健康増進活動についての研究を行っています。論文:・Key factors for school health policy implementation in Thailand・ Examining the appropriateness and reliability of the strategy of the Kenyan Comprehensive School Health Program・ The ecosystem approach to health is a promising strategy in international development: lessons from ・Factors influencing the national school health policy implementation in Lao PDR: a multi-level case study・世界の子どもの貧困と健康-貧困が生み出す格差の健康影響とその対策 -・開発途上国の教員養成機関における健康問題とヘルスプロモーション活動のニーズ・保健学習の指導力向上のための模擬授業の効果と課題-省察の変容に着目して-24教授教授准教授【研究分野】体育科教育学 小学校や中学校の体育・保健体育の「よい授業」の実現のために、その目標や学習内容を探究しながら、教材づくりや教授行為など広く教授学的な研究に取り組んでいます。特に、専門的に深めているのは、「学習内容研究」(体育では、「何を」おしえるのか?)と「教材づくり」(「何で」教えるのか?)の問題領域です。 これらに関連した研究成果を次のような著書にまとめてきました。 ○『体育の教材を創る』 (大修館書店) 2012年 (単著) ○『ボール運動の教材を創る』 (大修館書店) 2016年 (単著) ○『体育科教育における教材論』 (明和出版) 2017年 (単著) ○『初等体育授業づくり入門』 (大修館書店) 2018年 (共編著)【研究分野】スポーツ運動学 体育授業の充実を図る教材研究や、運動指導力の向上を目指した実践的研究を行っています。これまで行ってきた、運動が苦手な児童生徒でも楽しく取り組める運動プログラムや教材づくりは高く評価され、学校現場だけではなく、県や民間からも依頼を受けて協働でプログラムづくりを行っています。体育という教科は、自分の身体の可能性や達成感を味わうことのできる貴重な経験を提供しています。そのため、私の授業では、体育教師に求められる指導力アップを目指して、動きを見て指導に生かすための観察分析や、動きの仕組みを考えるための運動構造分析を学ぶことを通して、技能向上や楽しく取り組むことを目指した教材について学びを深めます。スポーツ運動学は、知れば知るほど奥が深く、新たな発見や驚き、感動をたくさん経験することができます。 未来の体育授業を一緒に作っていきましょう!【研究分野】国際学校保健、健康教育、環境教育【研究テーマ】体育授業の教授学的研究【研究テーマ】運動における指導理論/体育の効果的な教材構成や教材づくり【研究テーマ】 健康教育・環境教育の教材及びカリキュラム開発/人材育成/学校保健政策/エコヘルス/就学前教育における健康増進活動         ◇ 健やかな心と身体を育む            運動の真の楽しさを追究する ◇ 保健体育コース

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