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INTERNATIONAL STUDENT 信大に進学してから既に2年ほどになりますが、新型コロナウイルス感染対策のために、去年初めて登校することが出来ました。それから、儒学の中の「心学」という思想を深く研究するために、幅広い範囲の「心学」の中から、王陽明の高徒である王龍溪を選びました。現在は、王龍溪の思想を中心として、中国に関する研究だけでなく、日本近現代の研究文献も参考にしており、指導教員からは、それらに関する良質な書物を教えていただきました。『龍溪会語』を原典で読むのは大変ですが、その過程に、自分なりの思考が深められるのが欣快です。私の研究は着実に進んでいると思われます。 哲学思想論コースでは、東洋思想や西洋哲学はもちろん、インド仏教や色の哲学なども学ぶことが出来ます。異なる領域の論説を学ぶことで、自分の視野を広げられます。東洋思想を中心に、異文化の思想との検討は思想史の楽しさに気付く窓口になりました。将来、就職しても、異なる方面の考え方を活かせるように頑張ります。呉 易林大学院 総合人文社会科学研究科人間文化学分野 修士課程2年 「心学」を知るために、中国だけではなく、日本近現代について学びたかった。

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