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55 初めまして。ようこそ、人文学のお花畑へ。 早速ですが、私にとって人文学部で学ぶとは、4年間かけて自分なりの人文学の花園を作ること。授業はすべて、そのための種だと思っています。芸術の種、社会学の種、各国言語・文学の種……。とはいえ、種って一目見てどんなお花が咲くのかわからないこともありますよね。でもね、我が学部には咲かない種はありません。だから、あまり気負わず、少しでも気になる種(授業)から選んでみてはいかがでしょうか。 さて、こう言ってよければ、種選びよりも大切なのは土壌──知性や感受性づくりでしょう。きちんと耕されて栄養を蓄えた土でこそ、種を十分に育てられましょうから。頭も土壌も、柔らかいのがいいですね。私も日々頭をほぐすため、「エウレカ!」の光を当てたり、涙で水やりしています。COLLEGE LIFE │人文学部4年生 されど今後、人為的・天災的な混乱が地球に差し迫ってくるでしょう。私たち若者は、風雨の最前線に曝さらされるのでしょう。それでも私は、私の人文花のお花畑がいつまでも健やかに凪ないでいると信じています。くじけそうな時も、ふと後ろを振り向けば大輪たちが背後を守っていてくれる……って、なんだか心強くありませんか。 そんな知の庭をめいっぱい広げられるのが、信州大学の人文学部です。さあ、7コースの種は■っています。あなたならどんな一粒から始めて、やがてどんな絶景を描くでしょうか、ぼんやり想像してみてください。きっと、あなたを待っている学びの種がありますから、願わくば上へ上へと伸ばしてください。大事に大事に育ててください。あなたの胸いっぱいに、お花畑が広がりますように! 1時限2時限3時限4時限5時限博物館資料論博物館資料保存論比較文学特論Ⅵ比較文学基幹演習Ⅲ比較文学特論Ⅴ月火水木金4年│玉田梨々花│比較言語文化コース 比較文学分野4年間かけて自分なりの“人文学の花園”を作りませんか?

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