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54COLLEGE LIFE │人文学部3年生た。 逆に言うと、自分のやりたいことが明確でなくても、さまざまな体験を通して自分の目指すものを見つけることができます。私の友人の中には元々全く興味のなかった分野を専攻して楽しそうに学んでいる人も多くいます。 これを読んでいる皆さんの中には人文学部と聞いて何をしているのか具体的に思いつかないと言う人もいるでしょう。それでいいのです。なぜなら人文学部では自分のやりたいことができるからです。私たちの足元には数多くの道があり、一つの道を歩きながらもう一つの道を歩くこともできます。 何を学び、何になるか。それを決めるのは貴方ですが、人文学部にはその選択肢が沢山あります。皆さんと机を囲む日が来ることを心待ちにしております。 私がドイツ文学に興味を持ったのは高校生の時にゲーテの『ファウスト』を読んだことに起因します。私は『ファウスト』を日本語訳で読んだのですが、その訳が古風なものであったためきちんと理解ができませんでした。その時に私はドイツ語で読んでみたい!と思うようになり、ドイツ文学へと興味が派生しました。しかし、それだけが信州大学人文学部を志望した理由ではありません。 現在、私はドイツ文学を専攻してしていますが、人文学部にはさまざまな分野があります。そしてその選択肢の多さが信州大学人文学部の強みだと私は考えます。実際に今は社会心理学といった文学とは全く異なる分野の授業に出席することができ、3年生になっても自分が興味を持っていたものとは全く異なる分野において新たな発見をすることができます。このような選択肢の多さが魅力的だからこそ、私は信州大学を志望しまし1時限2時限3時限4時限コミュニケーション5時限比較文学特論Ⅴドイツ語コミュニケーション上級英語中級文化発展演習Ⅴ月火水木金西洋文化事情Ⅰ社会心理学概論Ⅰドイツ言語文化特論Ⅴ文化情報論概論ドイツ言語フランス語文化概論Ⅰドイツ語文学基幹演習Ⅱ3年│黒■直人│比較言語文化コース ドイツ語学・ドイツ文学分野足元には数多くの道があり、一つの道を歩きながらもう一つの道を歩くこともできる

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