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比較文学ドイツ語学・ドイツ文学比較言語文化コース中国語学・中国文学47教授│野津 寛[西洋古典学]古代ギリシア演劇、特に紀元前5世紀の喜劇詩人アリストパネースの作品に関心を持っている。ヨーロッパ文学の起源をホメーロスまでさかのぼり、近代文学における西洋古典文学の受容の歴史を教育・研究している。教授│澁谷 豊[比較文学]近代日本文学と西洋文学の比較文学的研究。特に「近代日本におけるフランス文学受容」と「近代日本人作家の滞仏体験」に関心を持ち、現在、両次大戦間のパリに滞在した日本人作家の足跡を調査している。また、フランス語圏の作家 (エマニユエル・ボーヴなど)の翻訳紹介にも携わっている。准教授│磯部美穂[ドイツ語学]テクスト言語学・認知言語学などの観点から、ドイツ語の造語法に関する研究を行っている。共時的な視点からだけではなく、通時的に言語現象を分析することで、より多元的にドイツ語のしくみを解明していくことを課題としている。准教授│■西敬之[ドイツ文学]近現代ドイツ語圏の文学、とりわけローベルト・ヴァルザー、ギュンター・グラスなどの作品を研究している。また、文化学の一つとしての文学が、文化的記憶として果たし得る役割についても関心を持っている。戯曲・小説に関わる諸問題を、主な研究テーマとする。たとえば「三国志演義」や「西遊記」に代表される、旧白話 (中・近世の口語) 小説の発展過程について、芸能や出版との関係に留意しながら考察を進めている。フランス語学・フランス文学教授│氏岡真士教授│伊藤加奈子[中国語学]現代中国語の共通語における文法構造の考察をしている。現在は日中対照分析による中国語と日本語の複文の差異や、中国語の文成立に関わる副詞のあり方に関心を持っている。教授│鎌田隆行[フランス文学]生成批評の立場から19世紀フランスの文学テクストに取り組んでいる。近年はバルザック『パリにおける田舎の偉人』や『セザール・ビロトー』の生成資料を主なコーパスとし、自筆草稿や校正刷りなどの検証を進めてきた。メディア、支持体の問題を視野に入れて、文学作品の生成・流通・受容の関係を広く考察することを目指している。[中国古典文学]

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