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心理学日本史心理学・社会心理学コース歴史学コース社会心理学東洋史西洋史46教授│今井 章[実験心理学・心理生理学]人が外界から刺激を選択的に取り入れる際にどのような心理的機制がはたらき、それに対してどのような生理的対件 (ついけん) が認められるのか。このことに関わる心理学的諸問題に取り組んでいる。教授│髙瀬弘樹[実験心理学・身体心理学]複雑で多様な環境の中で、人間はいかに意味のある情報を知覚し行為を組織化しているかに関し、「人間– 環境(他者を含む)」をマクロな協調システムとして捉える観点から、ダイナミカル・システム・アプローチを援用し実証的研究を進めている。教授│山本英二[日本近世史]専門の時代は17〜19世紀を中心にした日本近世–近代史。具体的な研究テーマは、江戸時代における偽文書や由緒書を通じてみた民衆意識の研究、および「慶安御触書」の成立に関する基礎的研究。教授│大串潤児[近現代史・日本近現代史]主に研究している時代は戦後史、とくに占領期から1950 年代の地域社会をあつかう。具体的には長野県をフィールドに青年団運動や村政民主化運動、女子たちの運動を通して、戦後民衆思想史を研究している。フランス革命期の社会を人的結合関係からみることで、大衆にとっての「革命」とは何であったのか、あるいは、ブルジョワジーにとっての「革命」とはどのようなものであったのかということを考える。准教授│岡本卓也[社会心理学・観光心理学]集団所属の心理過程を中心に、地域への愛着が人々の行動に与える影響や「場所」に対する意識と定住/移動の関係について研究している。近年は、旅や巡礼も含めた地域移動へと対象を拡げ、人と場所の相互作用について総合的に検討している。准教授│松本 昇[臨床心理学・記憶心理学]なぜ精神疾患が生じ、維持されるのか、そのメカニズムを実験的な手法を用いて研究している。特に、うつ病やPTSDの記憶の異常に関する研究を行っている。また、それらのメカニズムに基づく効果的な治療法の開発を行っている。助教│白井真理子[感情心理学・精神生理学]私たちはなぜ悲しくなるのか、悲しみの感情は私たちにとってどのような意味を持つのか、といったネガティブな感情、特に悲しみ感情の機能について研究を行っている。また、ネガティブ感情とポジティブ感情が混ざり合った混合感情についても興味を持ち研究を行っている。准教授 | 豊岡康史[中国近世・近代史]現代の東アジアは、どのような歴史的な過程を経て形成されたのか、という点に関心を向けながら、18・19世紀の清朝中国をめぐる国際関係について研究している。香港・マカオ・台湾をふくむ中国東南沿海の歴史を主なフィールドとしている。准教授│佐藤真紀[フランス近代史]

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