農学部研究紹介(2022-2023)
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http://www.shinshu-u.ac.jp/institution/ibs/【研究所の目標】●医学・農学および周辺学際領域の英知を結集した生命科学研究を推進し、超高齢化社会に貢献●分野横断的融合により、プロジェクトベースの流動的な組織を構築●研究所間連携・大学間連携・産学官連携・国際連携研究を重点強化●若手研究者(ライジングスター)を育成し、世界と戦うスーパースターを輩出【生体分子イノベーション部門】食品素材や生物資源由来の先進農学研究の成果を、分子レベルからアプローチし、医農連携をキーワードに機能性食品開発や創薬に応用しています。来るべき予防医学の時代に先駆けて、国内有数の信州バイオインダストリーとの連携により、世界トップレベルの長寿エリアにふさわしい信州バイオバレーの形成を目指します。【専任教員の紹介】真壁秀文教授、下里剛士教授、片山茂教授、保坂毅准教授、伊原正喜准教授、梅澤公二助教、荻田佑助教、重盛駿助教、河村篤助教、鄭吃峰助教、今井優助教【若手研究者の紹介】機能性食品の機能と機作未利用微生物から新しい化合物を探索機能性食品とは人の体に健康改善効果を与える食品です。薬と違って、日々の食事やサプリメントの摂取により、様々な病気の予防や体の調子を良くすることが出来ます。私は、様々な動物や細胞モデルを用いて、機能性食品が体に与える良さのメカニズムに力を尽くします。微生物からは多くの生理活性物質が発見されてきましたが,そのほとんどが特定の微生物(放線菌など)から発見されたものです。私は動物共生微生物など,これまで見過ごされていた微生物にも,未知の生理活性物質を生産する力があると考え,これらから化合物を見つけ出し,その働きを明らかにすることに取り組んでいます。病気改善の分子的なメカニズムの解明を目指す生物活性と作用メカニズムを明らかにする機能性食品を動物モデルへ投与【研究所の概要】バイオメディカル研究所では、ユニークな生命科学・医学研究を有機的・学際的に融合し、イノベーションの創出を目指した研究を推進しています。とくに生命科学の独創的研究を深化させるべく、他分野と連携し、強力なユニット体制のもと、人・知・物を好循環させて、世界と戦う成果を生み出し続けるという使命を帯びています。また、生命科学系大学院と一体となった教育研究拠点を形成し、基礎から社会実装までの様々なステージの高度専門能力を備えた人材の育成と、国際活動を実体験することにより、グローバルな視点を有する社会のリーダーの育成も重要なミッションの一つです。研究所は、ライフイノベーション部門・ニューロヘルスイノベーション部門・バイオテクノロジー部門・生体分子イノベーション部門の4部門から構成され、生体分子イノベーション部門は農学系教員が主導しています。京都大学農学研究科にて博士号を取得後、2021年4月より現職。研究分野は、機能性食品化学。信州大学大学院総合工学系研究科にて博士号を取得。ノースイースタン大学(米国) 抗生物質発見センターでの博士研究員およびアソシエイト・リサーチ・サイエンティストを経て、2022年4月より現職。研究分野は、生理活性物質探索研究, 応用微生物学。鄭屹峰助教先鋭領域融合研究群今井優助教36バイオメディカル研究所生体分子イノベーション部門Institute for Biomedical Sciences

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