農学部研究紹介(2022-2023)
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育成したイチゴ新系統「おてんば娘」画像や動画中からカキ果実を簡便に検出できる深層学習モデルの作動例。精度を向上させることで、収量予測や効率的な栽培管理につなげることができる。種子の小さな優良果実と大種子果実の判別モデルの検証。それぞれ外観に大差はないが、深層学習を応用した解析により果頂部・果柄部に特徴が認められる可能性が示唆された。新系統LS-ⅡおよびLS-Ⅴ新系統LR-20育成した極早生ライムギ「SUR-10」ワイン用ヤマブドウの品種改良と栽培・利用に関する研究育成した未出穂型ソルガム洋ナシの品種改良と栽培・利用に関する研究新品種「貴房」新品種「信大W-3」果樹園芸学研究室見た目が良く、かつ美味しい果実の生産が求められる日本では、いわゆる篤農家的な栽培技術が多く発展しています。深層学習などの新しいアプローチを園芸学に取り入れ,そのような栽培技術の解析を行うことができれば、日本の優れた果樹栽培技術を客観的に評価し,普及させていくことが可能となります。美味しい果実がより手軽に生産・販売でき、多くの人にとって果実が身近なものとなる未来を目指して研究を行っています。大迫祐太朗助教2021年3月、京都大学大学院農学研究科博士後期課程を修了し博士(農学)を取得。同年4月より信州大学農学部。果樹園芸学を専門とし、温帯果樹から亜熱帯果樹まで様々な植物を対象に研究を行っている。幅広い研究対象を含む果樹園芸を学ぶことで、農学研究・農業生産における多角的な視点を育むことができます。また成長ペースがゆっくりな果樹を材料として研究に励むことで、目標に対して根気強く取り組み、大きな課題に対しても様々な見方から考え、解決しようとすることのできる人材になれます。栽培学研究室春日重光教授長野県中信農業試験場、長野県畜産試験場等を経て、2002年4月より信州大学農学部。この間ソルガムなどの飼料作物の育種に従事してきた。現在は、飼料作物、園芸作物などの品種改良や栽培に取り組んでいる。研究から広がる未来卒業後の未来像研究から広がる未来私たちは作物の品種改良および作物栽培の立場から、実際の農業現場で利用可能な新品種の育成と栽培技術に関する基礎研究を行い、環境に調和した低投入持続型農業に寄与することを目指しています。各種農業資材や微生物資材等を用いた作物栽培の研究でも、実際の農業現場で利用可能な技術になることを心がけています。本研究室では今日までにソルガム、ライムギ、ヤマブドウ、イチゴ、洋ナシなどの新品種育成を行い、その栽培・利用方法の改良に励んでいます。卒業後の未来像作物の品種改良、栽培等に関する試験を通して、実際の作物および品種改良に関する技術と安全で効率的な農作業の方法が身につきます。卒業後は農業関係の指導員や種苗会社、食品会社等で活躍出来る人材になります。「果樹園芸」とは、果実生産を目的とする園芸における一分野です。果樹園芸学分野では特に、「果樹」(樹に果実をつける植物)を研究の対象とします。果実生産のための基礎的な探求だけでなく、果実生産とそれに必要な技術開発といった応用までを含む幅広い分野です。そのような分野の中で、本研究室では園芸分野ではまだまだ未発達な新しいアプローチを取り入れ,栽培の効率化を果たす新しい技術の開発を目指して研究を行っています。現在は、深層学習技術を応用した簡便な優良果実の非破壊判別や病害・障害検出などに焦点を当て、優良果実の生産に必要な栽培技術の解析を目指しています。栽培学(春日)研究室では、ソルガム、ライムギなどの飼料作物や水稲、ヤマブドウや洋なしなどの果樹類、イチゴなどの野菜類を素材として品種改良も含め、微生物資材や施設栽培なども利用した栽培方法の改善に取り組んでいます。環境に調和した低投入持続型農業を目標に、飼料作物では品種改良を基にした栽培・利用方法の検討を行い、水稲および園芸作物では微生物資材等を利用した低コスト高品質栽培に取り組んでいます。植物資源科学コース植物資源科学コース作物の持つ力を発揮させる技術を探る-品種改良と栽培技術の改善を基に-いままでにないアプローチから果樹栽培の新しい手法開発を目指す20

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