この度、大学院総合理工学研究科及び大学院総合医理工学研究科は、国立研究開発法人理化学研究所(以下「理化学研究所」という。)と大学院教育を連携・協力して実施するために、2021年7月1日付で協定を締結しました。また、併せて、理化学研究所生命機能科学研究センター(以下「理研BDR」という。)と、両機関の研究・教育能力及び人材等を活かし連携・協力することによって、多分野での研究・教育の進展を図り、我が国の学術及び科学技術の振興ならびに人材育成に資するために、同日付で協定を締結しました。2019年から信州大学先鋭領域融合研究群バイオメディカル研究所と理研BDRは、セミナー等を通じて連携を進めてきました。今後は、バイオメディカル研究所内に研究連携室を設置して、共同研究や人材交流を発展させて参ります。これらの協定締結により、大学院教育の全般の充実とともに生命科学分野における研究及び人材育成の推進が期待されます。今年度は理研BDRから3名の特任教員が就任予定です。今後は信州大学の他の研究科への連携大学院の拡大、理研BDRからの特任教員の派遣増など、日本の自然科学の最先端の研究に触れる機会を増やすことを推進する予定です。また、理化学研究所には独自の若手研究者の登用・育成制度も充実しており、研究に専念できる環境が整っています。理化学研究所及び同生命機能科学研究センターとの教育・研究に関する連携協定を締結2021年7月、信州大学と東日本電信電話株式会社との包括的連携協定を締結しました。東日本電信電話株式会社とは、これまで、本学社会基盤研究所において進めている「AI産業プラットフォーム」の構築にあたり、定期的に意見交換を進めて、情報セキュリティ、パーソナルデータの保護や利活用、DX人材育成に関するオンライン講座など様々な連携の可能性を検討してきました。そのなかで、AI人材やDX人材を含むデータサイエンス教育の推進は基より、教育・人材育成、学術研究等の分野で相互に連携協力していくことを目的に、この度の包括的連携協定締結の運びとなりました。また、「地域に存在する様々な課題を解決し、地域を活性化させるためには、DX人材の育成が必要」との認識を長野県とも共有し、信州大学と長野県及び東日本電信電話株式会社とのDX人材育成推進に関する覚書を締結しました。今後は、AIプラットフォームの構築、運営をしていく中で、AI・DX人材育成のための教材開発につとめるとともに、DX人材と連携した地域課題解決及び地域活性化につなげていきます。信州大学とNTT東日本との包括的連携協定及び信州大学と長野県及びNTT東日本とのDX人材育成推進に関する覚書の締結理研BDR(神戸市)左から)平野理事、濱田学長、齋藤所長、新藤教授西田栄介 理研BDRセンター長覚書締結に伴う共同会見左から)長野県工科短期大学 岡本正行校長、信州大学社会基盤研究所 丸橋昌太郎所長、信州大学 濱田州博学長、長野県 阿部守一知事、東日本電信電話株式会社長野支店 榎本佳一支店長協定締結左から)信州大学 濱田州博学長、東日本電信電話株式会社長野支店 榎本佳一支店長15
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